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西部開拓時代に活躍した「カウボーイ」の歴史と生活を元大学教員が解説!

アウトドアレジャーの基礎を作ったのがカウボーイ?

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現代の日本でも大人気のアウトドアレジャー。近年は気軽にキャンプを楽しめるようなアウトドア用品やレンタルシステムなどが発達しました。実はこうしたアウトドアレジャーの基礎の一部はカウボーイ文化にあると言われています。

コーヒーはマグカップを直接火にかけてつくる

カウボーイが愛した飲み物のひとつがコーヒー。牛の輸送中は気を抜けない時間が長く、眠気覚ましのコーヒーは必需品でした。しかし、西部開拓の時代に便利な家電はありません。そこでマグカップをそのまま火にかけて温めるスタイルでした。

コーヒーの作り方もカウボーイならでは。挽いたコーヒー豆をそのままマグカップに入れます。そこに水をいれて火にかけるというもの。この煮だしたコーヒーを飲みながら深夜の見張りをしていたと思われます。

カウボーイの必需品だったのがダッチオーブン

本格的なキャンプに興味がある人なら馴染みがあるだろうダッチオーブン。フタに炭火を載せられる金属製のなべのことです。上下で加熱できることから「オーブン」と呼ばれるようになりました。ちなみに「ダッチ」はイギリスのスラングで「~もどき」という意味だそうです。

カウボーイは牛の輸送をしているあいだダッチオーブンを携帯。焚火を使ってダッチオーブンの料理を作っていました。保存用の豆を煮こんだチリコンカンが定番料理。また牛を煮込んだ料理を作ることもありました。

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ダッチオーブンは「煮る」「ふかす」「焼く」などいろいろな調理ができる万能鍋。キャンプの奥深さを感じさせてくれると注目度がアップしているとも聞く。俺なら、まずは自宅で煮だしコーヒーをつくるところからカウボーイ生活スタートだ。

カウボーイの文化は現代の生活に大きな影響を与えている

カウボーイはアメリカの歴史の一部で、西部開拓時代にあった仕事のジャンルです。しかし、映画やテレビドラマなどを通じて日本にもカウボーイ文化が浸透。カウボーイの生活やファッションに魅力を感じる日本人がたくさん出現しました。そうした経緯もあり、カウボーイ文化の名残といえようファッションやアウトドア用品が今日でも愛用されています。西部開拓時代のカウボーイは国も時代も異なりますが、実は私たちの生活とも密接にかかわっていることを意識すると、その歴史がより面白く感じられるはずです。

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hikosuke