【元塾講師が教える】英単語の効率的な覚え方は創意工夫にあり?とっておきの勉強法を公開!
その9 映像イメージで覚える
膨大な英単語を覚える一つの手段として、映像と結びつけるというのがあります。これはとてもシンプルで、例えば「apple(林檎)」という単語を覚えるときには林檎そのものを映像として一緒にイメージしてみてください。そうするとappleという単語を目にする、耳にすると林檎が思い浮かぶようになります。
この方法は微妙なニュアンスの違いがある単語を覚える際に大きな助けとなるでしょう。たとえば「like」と「love」と「cherish」という単語、これらはどれも「好き」という意味を持っていますがもちいるシーンは異なります。
「like」はあくまで軽い意味での好きなので、「I like apples(僕は林檎が好きだ)」のような「ものの好み」などにおもに使われるものです。
「love」は強い感情を持った言葉で、そのため「I love my wife(わたしは妻を愛している)」のように「like」よりも強い気持ちを表したいときにもちいられます。
「cherish」は「愛情をこめて大事にする」という意味を持つため、「He wolud cherish his granddaughter(彼は孫娘を可愛がった)」というように使われることが多いです。
このニュアンスの違いは単に「好き」という意味で覚えるとぼやけてしまいます。そこで「like」という単語を覚えるときには「林檎を持って笑っている少年」、「love」なら「教会で指輪を交換している夫婦」、cherishなら「孫を見てほほ笑む老人」というように映像イメージと一緒に覚えることでその微妙なニュアンスも把握できるようになるのです。
自分に合った覚え方・学習方法を見つけよう!
英単語を覚えないことには英語の点数をあげることはできません。なぜなら英単語は英語そのものだからです。しかし実際の受験においては他にも勉強するべき科目がたくさんあり、英単語を覚えることに多くの時間を割いていられない……
だからこそ英単語を覚えるときに重要なのが「学習効率」となります。
空いた時間や移動中に黙読する、声に出す、耳で聴く……時制の変化や各品詞形をまとめて覚える……アプローチの方法はさまざまですが、大切なのは自分に合ったものを選びとることです。学習効率を意識して、賢く英単語を覚えていきましょう!