3分で簡単にわかる「酵素」のはたらきと特徴!酵素は何からできている?現役理系塾講師がわかりやすく解説
酵素はズバリ「反応を助けるタンパク質」だ!酵素は何からできているかというと主にタンパク質からできている。そしてそのはたらきは体内で起こる化学反応の補助です。
今回はこの酵素のはたらきと特徴について、酵素のことをよく知っているライターKAEDEと一緒に解説していきます。
ライター/KAEDE
現役塾講師。大学時代は微生物学を専攻し、酵素についての研究をしていた。今は科学の面白さを高校生に毎日伝えている。
酵素は何からできている?
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ヒトだけでなくあらゆる生物の体内で作られる酵素。その正体とはいったい何なのでしょうか?ここでは、酵素が何から作られているのかということについて解説します。
酵素はタンパク質から作られる!
酵素はズバリ、「タンパク質」から作られます。厳密に言えばタンパク質だけから作られているわけではありませんが、主な構成要素はタンパク質です。
つまり、酵素のはたらきや特徴に関しても、主な構成要素がタンパク質なので、酵素のはたらきや特徴にタンパク質が関与することは避けられません。そして、タンパク質が主な構成要素だからこそ、自然界に存在する酵素の数は無数にあります。
そもそもタンパク質とはどんなもの?
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タンパク質の基本単位はアミノ酸と呼ばれる物質です。タンパク質の構成要素として確認されているアミノ酸は22種類も存在していることはご存知でしたか?
「どんなアミノ酸を何個使って、どう折り曲げ、くっつけたか」によってタンパク質の構造は決まります。アミノ酸を何個使っても良いので、この世に存在するタンパク質は無数に存在することは容易に想像できるでしょう。酵素はそんなタンパク質の集まりなので、この世に存在する酵素の数も無数にあるというわけです。
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酵素の特徴4選!
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酵素は主にタンパク質から作られているということは理解しましたね。それではここから酵素の具体的な特徴に関して解説していきます。ここでは特徴を4つにまとめたので、しっかりと理解してください。
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