量子力学が生まれるきっかけとなった「光電効果」を元理系大学職員がわかりやすく解説
・光は,エネルギーを持った粒子(光子)の流れである。
・光子1個と電子1個が衝突すると,光子の持っていたエネルギーはすべて電子に渡り,光子はなくなる。

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この光量子仮説は、1916年にミリカンという科学者の行った実験によって実証されます。上の図はその実験装置の概念図です。ミリカンの実験では、これまでに判明しているものに加えて、次のような結果が得られました。
・金属の種類によって、光電効果を起こす最小の振動数が存在する。その値を下回ると、どんなに強い光であっても光電効果は起きない。
・光電効果により現れる電子のエネルギーが光の振動数に比例して大きくなる。また、この比例定数はプランク定数に等しい。
これらの結果は、アインシュタインが光量子仮説から予言したものと完全に一致していました。こうして、光電効果は「光は粒子でもある」という概念を持ち込むことで、鮮やかに解明されたのです。
身近にある光電効果
光電効果に関わる光も電子も目に見えないものなので、日常生活ではその現象をなかなか体感しにくいと思います。ここでは例として、日焼けと光電子増倍管という光検出器を挙げました。
他にも太陽光発電やCCDカメラなど、色々な用途に応用されているので、調べてみるといいかもしれません。
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