この記事では英語の熟語「Here ... comes. / Here comes ...」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…が来た」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、現役の翻訳者であるライターミッシェルを呼んです。一緒に「Here ... comes. / Here comes ...」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ミッシェル

中・高生の受験指導を経て、現在はアメリカで翻訳者として活動中。熟語のネイティブな意味も併せて紹介する。

熟語「Here ... comes. / Here comes ...」の意味は?

image by iStockphoto

「Here comes...」は「…が来た」「…がやって来た」という意味で、「Here comes the train.」(電車がきた。)と使います。比較的ポジティブな意味を表すことが多く、「(待っていた)…が(やっと)来た)」や「ほら!…が来たよ」というニュアンスです。また、楽しみにしていたものが来た、というようなワクワクした気持ちを表すときにもよく使います。

意味 「…が来る」「…がやって来た」

「Here comes the train.」を普通に表現すると、「The train is here.」となります。「Here comes…」は「Here」を文頭に置くことで相手の注意を引いたり、「comes」(来た)を強調する表現です。

本来は「主語(the train)+述語(comes)」の順になるはずですが、「Here」を文頭に置いたために「述語(comes)+主語( the train.)」という倒置法になります。ただし、主語が代名詞の場合は、倒置法にならないので注意が必要です。例えば「Here comes the bride.」(さあ花嫁が来ましたよ。)は倒置法になりますが、「she」という代名詞を使うと「Here she comes.」(さあ彼女が来たよ)となり、倒置法を使いません。

Here comes our bus.
僕たちの乗るバスが来たよ。

Here comes the challenger.
挑戦者の登場です。

Here he comes.
さあ、彼がきたよ。

Here comes Santa Claus.
ほら!サンタクロースが来たよ。

熟語「Here ... comes. / Here comes ...」の言い換えや、似た表現は?

「Here comes...」を言い換えるには、「…is here」を使いましょう。「Here comes the bus.」(ほら、バスが来たよ)は、「The bus is here.」(バスが来た)と言い換えることができます。

また、「here」は相手の注意をひいたり、強調する意味で使われる単語です。「Here comes...」のほかにも、「here」を文頭に置いて特別な意味を表す慣用句もあります。

\次のページで「言い換え例:「…is here」や「…has arrived」を使った言い換え」を解説!/

言い換え例:「…is here」や「…has arrived」を使った言い換え

「Here comes the bus.」(バスが来たよ)を「Here is the bus.」(バスが来た)と言い換えると、前者は「やっとバスが来た」や子供がワクワクしながら「ねえ、バスが来たよ!」という意味が感じられる一方、後者は少し冷静な表現です。「Here comes...」に含まれる「ずっと待っていた」や「ほら!」などの意味も含めて言い換えるには、「Finally」(やっと)「Wow」(うわあ!)などを付け加えるとよいでしょう。

Our bus is here.
僕たちの乗るバスが来た。

The challenger is here.
挑戦者が来ました。

He is here finally.
やっと彼がきたよ。

Wow ! Santa Claus is here.
うわあ!サンタクロースが来たよ。

「here」で始まる他の表現

強調を表したり、相手の注意をひくために「here」を文頭に置く表現がほかにもあります。例えば、「Here you are.」や「Here you go.」(さあ、どうぞ)は、人にものを渡すときに使う決まり文句です。また、「Here we are.」(さあ、到着した!)や探し物がみつかった時の「Here it is !」(あったぞ!)さらに「Here goes.」(さあ、やるぞ!)などの使い方もあります。

Do you know where is my book ?  Here you go.
僕の本どこにあるか知ってる? はいどうぞ。

Here I am.
ただいま(帰宅時のあいさつ)

Here it is !  I’ve been looking for this.
あったぞ!ずっと探してたんだよ。

Here we go !
(何かを始める前に)さあ!行くぞっ

熟語「Here ... comes. / Here comes ...」を使いこなそう

「Here comes...」は「...が来た」を表しています。普通に「...is here.」とするより、「来た」ことを強調する表現です。「Here comes the teacher.」すなわち「Here +述語+主語」の倒置法が用いられます。ただし、主語が代名詞の場合は「Here he comes.」(Here +主語+述語)となり、倒置は起こらないので注意しましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「Here … comes. / Here comes …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「Here … comes. / Here comes …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「Here … comes. / Here comes …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…が来た」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、現役の翻訳者であるライターミッシェルを呼んです。一緒に「Here … comes. / Here comes …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ミッシェル

中・高生の受験指導を経て、現在はアメリカで翻訳者として活動中。熟語のネイティブな意味も併せて紹介する。

熟語「Here … comes. / Here comes …」の意味は?

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「Here comes…」は「…が来た」「…がやって来た」という意味で、「Here comes the train.」(電車がきた。)と使います。比較的ポジティブな意味を表すことが多く、「(待っていた)…が(やっと)来た)」や「ほら!…が来たよ」というニュアンスです。また、楽しみにしていたものが来た、というようなワクワクした気持ちを表すときにもよく使います。

意味 「…が来る」「…がやって来た」

「Here comes the train.」を普通に表現すると、「The train is here.」となります。「Here comes…」は「Here」を文頭に置くことで相手の注意を引いたり、「comes」(来た)を強調する表現です。

本来は「主語(the train)+述語(comes)」の順になるはずですが、「Here」を文頭に置いたために「述語(comes)+主語( the train.)」という倒置法になります。ただし、主語が代名詞の場合は、倒置法にならないので注意が必要です。例えば「Here comes the bride.」(さあ花嫁が来ましたよ。)は倒置法になりますが、「she」という代名詞を使うと「Here she comes.」(さあ彼女が来たよ)となり、倒置法を使いません。

Here comes our bus.
僕たちの乗るバスが来たよ。

Here comes the challenger.
挑戦者の登場です。

Here he comes.
さあ、彼がきたよ。

Here comes Santa Claus.
ほら!サンタクロースが来たよ。

熟語「Here … comes. / Here comes …」の言い換えや、似た表現は?

「Here comes…」を言い換えるには、「…is here」を使いましょう。「Here comes the bus.」(ほら、バスが来たよ)は、「The bus is here.」(バスが来た)と言い換えることができます。

また、「here」は相手の注意をひいたり、強調する意味で使われる単語です。「Here comes…」のほかにも、「here」を文頭に置いて特別な意味を表す慣用句もあります。

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