この記事では英語の熟語「That's too bad.」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「それはまずい(残念)ですね」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC850点で、オーストラリアに住んで10年になるライターのakikoを呼んです。一緒に「That's too bad.」の意味や例文を見ていきます。

ライター/akiko

日本では英文学、オーストラリアでは国際貿易とマーケティングを専攻。シドニーに住んで10年、ネイティブが実際に使う自然な英語を紹介する。

熟語「That's too bad.」の意味は?

image by iStockphoto

「That's too bad.」は、「それはまずい(残念)ですね」という意味で、残念な事や不幸な事に対して同情したりがっかりした気持ちを表すフレーズです。ただ、文脈によって皮肉の意味に取られる事があるので注意しましょう。
カジュアルな言い方で、その物事が深刻でない場合にのみ使われます。例えば自然災害で甚大な被害が出たり、誰かが亡くなったといった場合には「That's too bad.」を使うととても失礼な印象になってしまうのです。このように事態が深刻な場合は「I'm sorry to hear that.」を使いましょう。
では詳しく解説していきます。

意味その1 「それはまずい(残念)ですね」

一つ目は「それはまずい(残念)ですね」という意味です。誰かに共感や同情をカジュアルに表現できる便利なフレーズなので、マスターしてどんどん日常会話に取り入れて行きましょう。

「I couldn't buy a ticket. It was already sold out.」「That's too bad. You will get next time.」
「チケット買えなかった。もう売り切れだったんだ。」「それは残念だったね。次はきっと買えるよ。」

「She can't come to the party. She is sick.」「That's too bad. I hope she will get well soon.」
「彼女はパーティーに来れないって。風邪なんだ。」「それは残念。早く良くなるといいね。」

「I forgot a textbook.」「That's too bad. Do you want to share with me?」
「教科書忘れちゃった。」「それはまずいね。一緒に使う?」

意味その2 「(皮肉で)残念でした」「どうでもいい」「ざまあみろ」

「That's too bad.」は文脈によって「(皮肉で)残念でした」「どうでもいい」「ざまあみろ」という意味に変わります。その1で紹介した意味が共感や同情を表していたのに対し、ここでは無関心や誰かの不幸を面白がっているというニュアンスの表現になるのです。どちらの意味で「That's too bad.」が使われているかは、相手の表情や声のトーン、前後の文脈で判断できます。実際の使い方を見て行きましょう。

「I don't like sushi.」「That's too bad. But I already booked dinner.  You still have to come.」
「寿司嫌いなんだ。」「あら残念。でももうディナーの予約しちゃったから、あなたも来ないとだめだよ。」

「I'm sorry. I won't do it again.」「That's too bad. You won't see me again.」
「ごめん。もう二度としない。」「あっそう。もう会うことは無いから。」

「I cannot go to the party. Everyone is there.」「That's too bad. Why didn't you finish your homework when I told you then? Now you have to do it.」
「みんな行くのに僕だけパーティーに行けないんだ。」「あらそう。じゃあなんで言われた時に宿題やらなかったの。今やりなさい。」

\次のページで「熟語「That's too bad」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「That's too bad」の言い換えや、似た表現は?

先ほど「That's too bad.」はカジュアルな表現と述べましたが、もっとシリアスな場合に「残念でしたね」と言いたい場合は、「I'm sorry to hear that.」という表現を使います。

言い換え例:「I'm sorry to hear that.」を使った言い換え

「I'm sorry to hear that.」を使うと、言い換えることができます。事態がよりシリアスな場面で使う事が多いです。状況に応じて、sorry の前にreally や so を入れて意味を強調させてもいいでしょう。

「My father passed away.」「I'm so sorry to hear that. I know how much he meant to you.」
「父が亡くなったんだ。」「それは大変お気の毒でしたね。あなたにとってお父様は本当に大切な方でした。」

「My hometown got serious damage by a hurricane.」「I'm rearlly sorry to hear that. Let me know if there is anything we can do to help.」
「僕の地元がハリケーンで深刻な被害を受けたんだ。」「それは本当にお気の毒だったね。何か助けになれる事があったらいつでも言ってね。」

「I got divorce.」「I'm sorry to hear that. Are you feeling ok?」
「離婚したの」「それはお気の毒でしたね。大丈夫?」

熟語「That's too bad.」を使いこなそう

この記事では「That's too bad.」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。日常会話でとてもよく使うフレーズですが、言い方や文脈によっては意味が変わってくる点、おわかりいただけましたでしょうか。さらっと会話に出てくると、とても英語がこなれた感じに聞こえますのでぜひマスターして下さい。

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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「That’s too bad.」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「That’s too bad.」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「それはまずい(残念)ですね」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC850点で、オーストラリアに住んで10年になるライターのakikoを呼んです。一緒に「That’s too bad.」の意味や例文を見ていきます。

ライター/akiko

日本では英文学、オーストラリアでは国際貿易とマーケティングを専攻。シドニーに住んで10年、ネイティブが実際に使う自然な英語を紹介する。

熟語「That’s too bad.」の意味は?

image by iStockphoto

「That’s too bad.」は、「それはまずい(残念)ですね」という意味で、残念な事や不幸な事に対して同情したりがっかりした気持ちを表すフレーズです。ただ、文脈によって皮肉の意味に取られる事があるので注意しましょう。
カジュアルな言い方で、その物事が深刻でない場合にのみ使われます。例えば自然災害で甚大な被害が出たり、誰かが亡くなったといった場合には「That’s too bad.」を使うととても失礼な印象になってしまうのです。このように事態が深刻な場合は「I’m sorry to hear that.」を使いましょう。
では詳しく解説していきます。

意味その1 「それはまずい(残念)ですね」

一つ目は「それはまずい(残念)ですね」という意味です。誰かに共感や同情をカジュアルに表現できる便利なフレーズなので、マスターしてどんどん日常会話に取り入れて行きましょう。

「I couldn’t buy a ticket. It was already sold out.」「That’s too bad. You will get next time.」
「チケット買えなかった。もう売り切れだったんだ。」「それは残念だったね。次はきっと買えるよ。」

「She can’t come to the party. She is sick.」「That’s too bad. I hope she will get well soon.」
「彼女はパーティーに来れないって。風邪なんだ。」「それは残念。早く良くなるといいね。」

「I forgot a textbook.」「That’s too bad. Do you want to share with me?」
「教科書忘れちゃった。」「それはまずいね。一緒に使う?」

意味その2 「(皮肉で)残念でした」「どうでもいい」「ざまあみろ」

「That’s too bad.」は文脈によって「(皮肉で)残念でした」「どうでもいい」「ざまあみろ」という意味に変わります。その1で紹介した意味が共感や同情を表していたのに対し、ここでは無関心や誰かの不幸を面白がっているというニュアンスの表現になるのです。どちらの意味で「That’s too bad.」が使われているかは、相手の表情や声のトーン、前後の文脈で判断できます。実際の使い方を見て行きましょう。

「I don’t like sushi.」「That’s too bad. But I already booked dinner.  You still have to come.」
「寿司嫌いなんだ。」「あら残念。でももうディナーの予約しちゃったから、あなたも来ないとだめだよ。」

「I’m sorry. I won’t do it again.」「That’s too bad. You won’t see me again.」
「ごめん。もう二度としない。」「あっそう。もう会うことは無いから。」

「I cannot go to the party. Everyone is there.」「That’s too bad. Why didn’t you finish your homework when I told you then? Now you have to do it.」
「みんな行くのに僕だけパーティーに行けないんだ。」「あらそう。じゃあなんで言われた時に宿題やらなかったの。今やりなさい。」

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