
【英語】1分でわかる!「bring … about」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語
端的に言えばこの熟語の意味は「…を引き起こす」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「bring … about」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム
10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。
熟語「bring … about」の意味は?

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熟語「bring … about」には、「…を引き起こす」や「…を成し遂げる」という意味があります。「bring」の代表的な意味は「運ぶ」ですが、これがどのように熟語の意味につながるのかを見ていきましょう。
意味その1 「…を引き起こす」
意味のひとつは「…を引き起こす」です。「bring」には「もたらす」という意味があり、「about」には「身の回りに」という意味があるので、「身の回りにもたらす」というニュアンスから「…を引き起こす」につながっています。
「bring … about」でも「bring about …」でもどちらでも使われますが、後者の方が頻度は多いようです。
The storm brought about a lot of damage.
嵐は大変な被害を引き起こした。
His carelessness brought about the accident.
彼の不注意がその事故を引き起こした。
That will bring about a good result for you.
それはあなたにとってよい結果をもたらすでしょう。
意味その2 「…を成し遂げる」
もうひとつの意味は「…を成し遂げる」です。「bring」と「about」の「身の回りにもたらす」というニュアンスのうち、意図的にやりきった場合には「…を成し遂げる」という意味で使うことができます。ただ、「成し遂げる」という表現は他にたくさんあるので、頻繁に使われる表現ではありません。
I brought about a goal.
私は目標を成し遂げた。
Luther brought about religious reforms.
ルターは宗教改革を成し遂げた。
We brought about improvement in rice varieties.
私たちは米の品種改良を成し遂げた。
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