【物理】「オームの法則」について理系大学院生がわかりやすく解説!3分で簡単電気の基礎
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Vが電圧、Iが電流、Rが抵抗です。この回路とオームの法則で、どんな計算ができるのでしょうか?
4-1. 電圧を求めてみる
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では、電流Iを2A、抵抗Rを5Ωとしたときの電圧を求めてみましょう。オームの法則は、
V=IR
でしたね。IとRに数値を当てはめれば、10Vであることがわかります。これは結構簡単だったでしょうか?
4-2. 電流を求めてみる
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次は、少し難易度が上がります。
電圧Vが2V、抵抗Rが10Ωのときの電流Iを求めてみましょう。電流を求めるためには、式の変形をする必要がありますね。Iの式に変形すると、
I=V/R
になります。この変形ができれば、あとは数値をあてはめるだけですね。電流Iは、5Aになります。
5. 応用的なオームの法則の使い方
ここまで読み進んできた方は、きっとオームの法則をもっと使いこなしたいという方に違いない!もう少し複雑な問題を考えてみましょう。今回は、抵抗が直列に複数つながっている場合を考えていきます。このときの回路全体の電圧を求めてみましょう。
ところで、抵抗って、増えるの…?と思った方もいるはず。実際に世の中にあふれている電気回路は、抵抗を何個も使っている場合が多いのです。そんな場合にも、オームの法則は使うことができます。
step1. 電圧を求めるまでの流れ
抵抗が複数直列に並んでいる場合、電圧はそれぞれの抵抗ごとに下がっていきます。そのため、回路全体の電圧を求めるためには抵抗ごとに下がっている電圧を求めて、最後にそれぞれの電圧を足す必要があるのです。少し道のりが長いですが、やることはオームの法則だけなので難しく考えることはありません。
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