この記事では英語の熟語「be certain to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「確実に○○する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「be certain to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/white_sugar

元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。

熟語「be certain to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

形容詞のcertainには「確かな、確実な」などいくつか意味があります。「to以下のことを確実なものにする」、というのがこのイディオムの大元の意味です。

意味その1 「きっと…だ。…に決まっている」

大元の意味から派生したものに、「きっと…だ。…に決まっている。」というものがあります。

例文を見るとわかりますが、主語に対する話し手の主観が入った表現です。「I think that~」を連発しがちな日本人にとってはスマートに使える表現と言えるでしょう。

1.He is sure to come.
彼は来るに決まっている。

2.Mary is sure to pass the exam.
メアリーはきっと試験に合格するよ。

この場合の言い換えパターン

「きっと~するだろう、~するに決まっている」という場合の言い換え例を以下に紹介します。

例文1は同じcertainを使用していますが、主語が仮主語のitであること、that節を使っているのが特徴です。ニュアンスとしてはitを主語にすると客観的根拠に基づく発言に近づきます

例文2はsureを使いますが、話し手を主語にするのがcertainとの大きな違いです。また、「be sure of」だけではなく「sure that」という形にしてもOK。こちらは主語が「I」なので、思いっきり主観で物を言っています。

例文3のように助動詞のmustを使ってもほぼ同じ意味で伝わりますよ。

1.It is certain that he will come.
彼はきっと来るだろう。

2.I'm sure of his coming.
=I'm sure that he will come.
彼はきっと来るだろう

3.He must come.
彼は来るに違いない。

\次のページで「意味その2「忘れずに○○する、絶対に○○する」」を解説!/

意味その2「忘れずに○○する、絶対に○○する」

こちらのパターンは、命令文やmustやshouldなど、強めの意味を持つ助動詞などとともによく使われます。

1.Be certain to lock the door when you leave home.
家を出る時には、ドアに鍵を掛けるのを忘れないでね。

2.Be certain to call me back, please.
絶対に私に電話してちょうだいよ。

この場合の言い換えパターン

こちらのパターンの書き換えも複数存在するので、紹介します。

スタンダードなのは例文1ですね。中学生でも習う「don't forget to」=「remember to」です。例文2のように、こちらも「sure」を使うことができます。

気をつけなくてはいけないのは例文3のパターンです。「fail」というのは「失敗する」という動詞ですので「never fail to~」だと、「決して~するのに失敗してはならない」という意味。反復行動に対して使用します。例文は「外出時に鍵を掛ける」ですから、問題なく反復行動です。

一方で、例えば「今日だけ学校の帰りに郵便局に絶対に立ち寄って」というような一回こっきりの頼み事といったケースでは使えません。その場合は「never fail to~」ではなく「don't fail to~」を使うと不自然さはなくなります

1.Don't forget to lock the door when you leave home.
=Remember to lock the door when you leave home.
家を出る時には、ドアに鍵を掛けるのを忘れないでね(覚えておいてね)。

2.Make/Be sure of locking the door when you leave home.
家を出る時には、ドアに鍵を掛けるのを忘れないでね。

3.Never fail to lock the door when you leave home.
=Lock the door without fail when you leave home.
家を出る時には、決して鍵をかけ忘れないでね。

熟語「be certain to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「be certain to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。言い換えのバリエーションが豊富ですが、難しい単語を使っていないので、覚えやすいはずです。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be certain to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「be certain to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「確実に○○する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「be certain to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/white_sugar

元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。

熟語「be certain to ○○」の意味は?

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形容詞のcertainには「確かな、確実な」などいくつか意味があります。「to以下のことを確実なものにする」、というのがこのイディオムの大元の意味です。

意味その1 「きっと…だ。…に決まっている」

大元の意味から派生したものに、「きっと…だ。…に決まっている。」というものがあります。

例文を見るとわかりますが、主語に対する話し手の主観が入った表現です。「I think that~」を連発しがちな日本人にとってはスマートに使える表現と言えるでしょう。

1.He is sure to come.
彼は来るに決まっている。

2.Mary is sure to pass the exam.
メアリーはきっと試験に合格するよ。

この場合の言い換えパターン

「きっと~するだろう、~するに決まっている」という場合の言い換え例を以下に紹介します。

例文1は同じcertainを使用していますが、主語が仮主語のitであること、that節を使っているのが特徴です。ニュアンスとしてはitを主語にすると客観的根拠に基づく発言に近づきます

例文2はsureを使いますが、話し手を主語にするのがcertainとの大きな違いです。また、「be sure of」だけではなく「sure that」という形にしてもOK。こちらは主語が「I」なので、思いっきり主観で物を言っています。

例文3のように助動詞のmustを使ってもほぼ同じ意味で伝わりますよ。

1.It is certain that he will come.
彼はきっと来るだろう。

2.I’m sure of his coming.
=I’m sure that he will come.
彼はきっと来るだろう

3.He must come.
彼は来るに違いない。

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