この記事では英語の熟語「not ..., either.」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「~も...ではない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「not ..., either.」の意味や例文を見ていきます。

ライター/white_sugar

元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。

熟語「not ..., either.」の意味は?

image by iStockphoto

「not ..., either.」は、「~も、(同様に)...ではない」という意味です。「~も」というと、「too」が頭に浮かびますが、「too」が肯定文に使用するのに対し、「either」は否定文で使用するのが大きく違いますね。例文2ではdon'tの後に目的語がありませんが、文脈上carrotsなのは明らかなので省略をしています。

「either」を代名詞として使用する場合もあるので要注意。この場合は「(2つのもののうちの)どちらとも」という意味ですが、否定語とセットになることでどちらも~ない」という意味になりますよ。この場合は例文3のようになります。

1.Mr. Brown is not a teacher. His wife is not a teacher, either.
ブラウン氏は教師ではありません。彼の奥さまも、教師ではありません。

2.I don't like carrots. How about you?―I don't, either.
私はニンジンが好きではありません。あなたはどうですか?―私もです。

3.He didn't choose either.
彼はどちらも選ばなかった。

熟語「not ..., either.」の言い換えや、似た表現は?

「~も、...ではない」のパターンの言い換えを少し紹介します。

言い換え例1:neitherを使った表現

まずは、会話でポンポン出てくる「me, too」の否定を紹介します。「me, neither」という表現です。ネイティブの中には「me, either」という言い方をする人もいますが、正式な言い方ではありません。聞いて理解できるけれど、自分では言わないのがベストスタンスでしょう。

\次のページで「言い換え例2:「Neither/Nor 助動詞 主語」」を解説!/

.I don't like carrots. How about you?―I don't, either.
=I don't like carrots. How about you?―Me, neither.
私はニンジンが好きではありません。あなたはどうですか?―私もです。

言い換え例2:「Neither/Nor 助動詞 主語」

同じく「neither」を使った表現ですが、先に登場する文に合わせて助動詞が変わります。便宜上助動詞としていますが、be動詞を使用する場合は例文1のように、助動詞ではなくbe動詞を充当してください。

「neither」の代わりに「nor」を使っても、全く同じ意味・同じ文法ですのでセットで覚えましょう。また、主語が最後に来ていることからも分かるように、倒置の形をとっていることもあり、慣れないうちは使いにくいかもしれません。

例文3のように、「hardly」や「seldom」などの準否定語を使った場合も、否定文と見なされるため「neither」や「nor」を使います。

1.I am not good at cooking.―Oh, are you? Actually, neither am I.
料理が得意じゃないんだよ。―へえ、そうなの?実は、僕もなんだよ。

2. My father didn't let me go to the party.―Ah, nor did my mother.
父さんは僕がそのパーティーに行ってはダメだって。―あぁ、私のお母さんと同じだわ。

3.I can hardly swin. ―Neither can I. I'm scared of water.
私はほとんど泳げません。―私も。水が怖いの。

おまけ:「So 助動詞 主語」

上記の「Neither 助動詞 主語」と対にして覚えるべきなのが 「So 助動詞 主語」です。「Neither 助動詞 主語」が否定文に対応したのと反対に、「So 助動詞 主語」は肯定文に対応します。

準否定語が含まれる場合は、一見すると肯定文に見えるので注意が必要です。

1.Wow,Hank is a handsome boy.―So is Christopher!
わぁ、ハンクってハンサムな男の子ね。―クリストファーだってそうよ!

2.I have been to America twice. ―So have I. But three times!
私、2回アメリカに行ったわ。―私だって。3回だけどね!

\次のページで「熟語「not ..., either.」を使いこなそう」を解説!/

熟語「not ..., either.」を使いこなそう

この記事では熟語「not ..., either.」の使用例や、他の表現での言い換えパターンや反義語を紹介しました。セットで学習して効率よく身に付けてくださいね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「not …, either.」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「not …, either.」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「~も…ではない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「not …, either.」の意味や例文を見ていきます。

ライター/white_sugar

元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。

熟語「not …, either.」の意味は?

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「not …, either.」は、「~も、(同様に)…ではない」という意味です。「~も」というと、「too」が頭に浮かびますが、「too」が肯定文に使用するのに対し、「either」は否定文で使用するのが大きく違いますね。例文2ではdon’tの後に目的語がありませんが、文脈上carrotsなのは明らかなので省略をしています。

「either」を代名詞として使用する場合もあるので要注意。この場合は「(2つのもののうちの)どちらとも」という意味ですが、否定語とセットになることでどちらも~ない」という意味になりますよ。この場合は例文3のようになります。

1.Mr. Brown is not a teacher. His wife is not a teacher, either.
ブラウン氏は教師ではありません。彼の奥さまも、教師ではありません。

2.I don’t like carrots. How about you?―I don’t, either.
私はニンジンが好きではありません。あなたはどうですか?―私もです。

3.He didn’t choose either.
彼はどちらも選ばなかった。

熟語「not …, either.」の言い換えや、似た表現は?

「~も、…ではない」のパターンの言い換えを少し紹介します。

言い換え例1:neitherを使った表現

まずは、会話でポンポン出てくる「me, too」の否定を紹介します。「me, neither」という表現です。ネイティブの中には「me, either」という言い方をする人もいますが、正式な言い方ではありません。聞いて理解できるけれど、自分では言わないのがベストスタンスでしょう。

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