この記事では英語の熟語「be apt to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vする傾向がある」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「be apt to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「be apt to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「be apt to ○○」には、「Vする傾向がある」や「Vしそうである」という意味があります。意味は少し似ていますが、それぞれに特徴があるのでこれから詳しく見ていきましょう。

意味その1 「Vする傾向がある」

ひとつめの意味は「Vする傾向がある」で、動詞「apt」の「〜しがちである、しやすい」という意味の通りです。人の生まれつきや習慣にもとづく傾向、ものの傾向などについて表現するときに使います。どちらかというと、好ましくない傾向のときによく使われますよ。

He is apt to be late.
彼は遅刻しがちだ。

This machine is apt to break down.
この機械は故障しがちだ。

She is apt to jealous of other. 
彼女は他人を妬む傾向がある。

意味その2 「Vしそうである」

もうひとつの意味は「Vしそうである」です。人やものの性質に基づいて一般的に言うのではなく、そのときの個別の状況や原因によって予想されることを言うときに使います。「たぶん〜だろう」という言い方でよく使われますよ。

It is apt to rain.
雨が降りそうである。

I'm apt to go to town this evening.
たぶん晩には町にでるだろう。

The shop is apt to be crowded at noon.
その店は正午には混んでいるだろう。

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熟語「be apt to ○○」の言い換えや、似た表現は?

熟語「be apt to ○○」の言い換えの表現や似た表現は、「tend to」や「be likely to」です。それぞれ、ほぼ同じ意味や似た意味で使うことはできますが、少しずつニュアンスが違うので詳しくチェックしてみましょう。

言い換え例:tend toを使った言い換え

まずは「tend to」を使った言い換えです。「tend」はもともと「進む」「向かう」という意味があるので、ある状態に近づいていくというニュアンスがあります。その状況が好ましいかどうかは関係なく、どちらの状況でも使うことができますよ。

You tend to catch colds.
あなたは風邪をひきがちだ。

Young people tend to complain of everything.
若い人々はなんにでも文句を言う傾向がある。

People living in a city tend to lack exercise.
都会に住む人々は運動が不足しがちだ。

似た表現例:be likely toを使った似た表現

ほかに「be likely to」を使った似た表現があります。「be likely to」は「Vしそうである」という意味です。もともと「likely」は「ありそうなこと」という意味があり、特別に何かの根拠があったり条件に当てはまることでなくても、そう思えるなら使っていける表現ですよ。

He is likely to come.
彼はやってきそうだ。

She is likely to pass the examination.
彼女は試験に合格しそうだ。

The development project is likely to be a success.
その開発計画は成功の見込みがある。

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熟語「be apt to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「be apt to ○○」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。意味においては、人の性格やものの性質を表す「Vする傾向がある」都度の場面を表す「Vしそうである」がありました。

言い換えや似た表現では、「tend to」が「Vする傾向がある」に近く、「be likely to」が「Vしそうである」に近い表現になっています。「tend to」も「be likely to」も一般的に広く使える表現なので、日常から気軽に使っていきましょう。

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" /> 【英語】1分でわかる!「be apt to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be apt to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「be apt to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vする傾向がある」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「be apt to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「be apt to ○○」の意味は?

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熟語「be apt to ○○」には、「Vする傾向がある」や「Vしそうである」という意味があります。意味は少し似ていますが、それぞれに特徴があるのでこれから詳しく見ていきましょう。

意味その1 「Vする傾向がある」

ひとつめの意味は「Vする傾向がある」で、動詞「apt」の「〜しがちである、しやすい」という意味の通りです。人の生まれつきや習慣にもとづく傾向、ものの傾向などについて表現するときに使います。どちらかというと、好ましくない傾向のときによく使われますよ。

He is apt to be late.
彼は遅刻しがちだ。

This machine is apt to break down.
この機械は故障しがちだ。

She is apt to jealous of other. 
彼女は他人を妬む傾向がある。

意味その2 「Vしそうである」

もうひとつの意味は「Vしそうである」です。人やものの性質に基づいて一般的に言うのではなく、そのときの個別の状況や原因によって予想されることを言うときに使います。「たぶん〜だろう」という言い方でよく使われますよ。

It is apt to rain.
雨が降りそうである。

I’m apt to go to town this evening.
たぶん晩には町にでるだろう。

The shop is apt to be crowded at noon.
その店は正午には混んでいるだろう。

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