この記事では英語の熟語「apply to ...」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…に当てはまる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外居住経験も豊富なライターさくらを呼んです。一緒に「apply to ...」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科を卒業。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

熟語「apply to ...」の意味は?

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「apply to ...」の主な意味は「…に当てはまる」ですが、このほかにもたくさんの意味があります。大きく分けると5つありますのでここでは日常場面で使用頻度が高く学習レベルが低めのものから順に紹介していきましょう。

「apply」という単語の原義は「折り重ねること」で、二つの物を重ねて合わせるというのがコアイメージです。たくさん意味があっても元となる語源は同じですので、このイメージを結びつけるようにして見てみてくださいね。

意味その1 「当てはまる」

「適用する」「適合する」という意味での「当てはまる」で、「それはあなたに当てはまる」というような使い方をする場合です。

This form is for US citizens. It doesn't apply to you.
この用紙はアメリカ人用だ。きみには当てはまらない。

That rule doesn't apply to this case.
そのルールはこの場合当てはまらない。

The discount applies only to students.
値引きは学生のみが対象になる。

This book doesn't apply to a beginner.
この本は初心者には向かない。

意味その2 「申し込む」

何かの資格やサービスへの参加等を希望する時に申請、要請、申し込み等をすることです。申込用紙に記入するなど、多くは手続きを通して要請する場合になります。

I'm going to apply to college.
大学に入学申し込みをするつもりだ。

He applied to five companies for a job.
彼は5社に採用申し込みをした。

She applied to the immigration office for a visa.
彼女は入国管理局にビザの申請をした。

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意味その3 「塗る」

クリームや塗料などを何かに塗ったりつけたりするという意味もあります。口紅を塗るなど化粧をする時にもよく使いますよ。

Do not apply the paint on your skin.
塗料を皮膚につけないでください。

Apply this ointment to the wound daily.
傷口に毎日この軟膏を塗ること。

She applied perfume to her skin before going out.
彼女は出かける前に香水を肌につけた。

意味その4 「使う」

「使う」「利用する」という意味でも使うことができます。他の用法に比べて少し学習レベルが高い用法です。

The nurse applied a bandage to my arm.
看護師は私の腕に包帯を巻いた。

Do not apply that nickname to me.
私にそのあだ名を使わないで。

The company applied pressure to him.
会社は彼に圧力をかけた。

意味その5 「専念する」

勉強や仕事などに集中し、専念するという意味もあります。これも学習レベルの高い用法で使用頻度は低めですが、覚えておくといいでしょう。

Apply yourself to the task.
仕事に集中しなさい。

I applied myself to my homework.
私は宿題に集中した。

\次のページで「熟語「apply to ...」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「apply to ...」の言い換えや、似た表現は?

「apply to ...」にはたくさんの意味・用法がありますので、いろいろな表現で言い換えができます。ここでは使用頻度が高いその1とその2の意味で使うときの言い換え表現を紹介しましょう。

言い換え例:「fit」を使った言い換え

「ぴったり合う」という意味の単語「fit」を使うと、言い換えることができます。この場合、その1の意味で使えることがありますが全ての意味をカバーするものではありません。

That rule doesn't fit this case.
そのルールはこの場合当てはまらない。

This book doesn't fit a beginner.
この本は初心者には向かない。

言い換え例:「make an application」を使った言い換え

make an application」を使うと、その2の意味(申し込む)で言い換えることができます。格式ばった表現ですので通常は「apply to」を使う方が多いです。

I'm going to make an application to a college.
大学に入学申し込みをするつもりだ。

He made applications to five companies for a job.
彼は5社に採用申し込みをした。

She made an application to the immigration office for a visa.
彼女は入国管理局にビザの申請をした。

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熟語「apply to ...」を使いこなそう

この記事では熟語「apply to ...」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。たくさん意味がありましたが、日本語訳を暗記する必要などはありません。物を重ねて合わせる様子をイメージしましょう。それぞれの意味や用法がコアイメージとうまく結び付けられればいちいち辞書で確認しなくても使えるようになりますよ。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「apply to …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「apply to …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「apply to …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…に当てはまる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外居住経験も豊富なライターさくらを呼んです。一緒に「apply to …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科を卒業。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

熟語「apply to …」の意味は?

image by iStockphoto

「apply to …」の主な意味は「…に当てはまる」ですが、このほかにもたくさんの意味があります。大きく分けると5つありますのでここでは日常場面で使用頻度が高く学習レベルが低めのものから順に紹介していきましょう。

「apply」という単語の原義は「折り重ねること」で、二つの物を重ねて合わせるというのがコアイメージです。たくさん意味があっても元となる語源は同じですので、このイメージを結びつけるようにして見てみてくださいね。

意味その1 「当てはまる」

「適用する」「適合する」という意味での「当てはまる」で、「それはあなたに当てはまる」というような使い方をする場合です。

This form is for US citizens. It doesn’t apply to you.
この用紙はアメリカ人用だ。きみには当てはまらない。

That rule doesn’t apply to this case.
そのルールはこの場合当てはまらない。

The discount applies only to students.
値引きは学生のみが対象になる。

This book doesn’t apply to a beginner.
この本は初心者には向かない。

意味その2 「申し込む」

何かの資格やサービスへの参加等を希望する時に申請、要請、申し込み等をすることです。申込用紙に記入するなど、多くは手続きを通して要請する場合になります。

I’m going to apply to college.
大学に入学申し込みをするつもりだ。

He applied to five companies for a job.
彼は5社に採用申し込みをした。

She applied to the immigration office for a visa.
彼女は入国管理局にビザの申請をした。

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