
【英語】1分でわかる!「no longer」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

端的に言えばこの熟語の意味は「もはや〜ない」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
TOEIC850点で、オーストラリアに住んで10年になるライターのakikoを呼んだ。一緒に「no longer」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/akiko
日本では英文学、オーストラリアでは国際貿易とマーケティングを専攻。シドニーに住んで10年、ネイティブが実際に使う自然な英語を紹介する。
熟語「no longer」の意味は?

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「no longer」は、「もはや〜ない」という意味の、動詞や形容詞を修飾する副詞です。文中ではbe動詞の後ろ、動詞の前、助動詞の後ろなど、文の構造によって置かれる位置が変わってきます。
意味「もはや〜ない」
「no longer」の意味は「もはや〜ない」です。単純な否定の「not」とは違い、「no」と「longer」をセットで使うことにより、前は〜だったけど今はそうではないという状態や気持ちの変化を表す副詞として使うことができます。とても便利な表現ですが、文中で使う位置に注意が必要です。では実際にどのように使うのか、例文を見ていきましょう。
最初の例文ではbe動詞の後ろ、次の例文では助動詞の後ろ、最後の例文では動詞の前に来ています。ここで注目して欲しいのは最後の例文。この文中では動詞が主語に合わせて「works」と変化しているのがわかります。
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We can no longer ignore the problem. It’s time to face it.
もうこれ以上この問題を無視することはできない。向き合う時がきた。
Mr. Sato no longer works here. I heard he moved to Canada.
佐藤さんはもうここでは働いていません。カナダに移住されたと聞きました。

このように、「no longer」は文によって場所が変化する。否定文の時は通常の否定文と動詞の形が異なるから要注意だな。間違えないよう気をつけろ。
「no longer」の使い方がわかった所で、次は「no longer」の言い換えや似た表現を見て行くぞ。
熟語「no longer」の言い換えや、似た表現は?
「no longer」は、「not〜any longer」や「not〜anymore」という表現で言い換えることができます。「no longer」がビジネスシーンやレポートでも使われる若干フォーマルな表現なのに対し、こちらの二つの言い換え表現はややカジュアルで口語的な印象です。
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