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現代社会になくてはならない「国際連合」!成り立ちは?役割は?国際情勢を学ぶ大学院生ライターが5分で解説

よぉ、桜木建二だ。みんな、「国際連合」ってどういう組織なのか知っているか?名前はよく聞くけれど、その活動にはあまりなじみがないよな。平和推進・貧困削減・環境保全などありとあらゆる問題に取り組んでいる、すごく重要な国際機関だ。

国際事情に詳しいライター万嶋せらと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/万嶋せら

会社員を経て、現在はイギリスで大学院に在籍中のライター。歴史が好きで関連書籍をよく読み、中でも近代以降の歴史と古典文学系が得意。専門として学んでいるグローバリゼーションの知識を活かして、今回は「国際連合」について解説する。

国際連合の基礎知識

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国際連合とは何か

「国際連合」とはニューヨークに本部を置く世界最大の国際機関で、日本では国連という短縮名で親しまれています。世界の平和、貧困削減、人道問題、環境問題など様々な課題に取り組んでおり、2019年時点での加盟国は193か国です。加盟国以外にも、国連オブザーバーという慣行により会議への参加や資料へのアクセスを認められた国や団体があります。現在はバチカン市国とパレスチナがオブザーバー国家として認められているほか、EUのような地域連合やアジア開発銀行のような地域開発銀行なども参加。投票権は持てませんが、国家だけでなく多くの国際団体に門戸が開かれています。

国連内での日常の活動には主に英語とフランスが用いられていますが、国連公用語として定められているのは英語・フランス語・ロシア語・中国語・スペイン語・アラビア語の6言語です。活動は国連システムと呼ばれる組織に支えられており、加盟国が分担して運営資金を拠出しています。

国際連合の目的は?

国連は国際連合憲章(国連憲章)に基づいて運営されていて、国連憲章には国連の4つの目的が定められています。
その目的とは、「世界の平和と安全を維持すること」「諸国間の友好関係を発展させること」「経済的・社会的・文化的・人道的な問題を解決すること」そして「これらの目的を達成するため、諸国の行動の中心となること」です。

国際連合はいつ成立したのか?

国連が成立したのは、第二次世界大戦直後のことです。

第二次世界大戦以前には、「国際連盟」という組織が世界平和の維持を目指して活動を行っていました。しかし、国際連盟は第二次世界大戦の勃発を防ぐことができませんでした。大国であるアメリカが参加していなかったこと、日本やドイツが国際社会での意見の不一致から途中脱退したことなど、いくつかの大きな問題があり、国際社会の均衡を守ることができなかったのです。

この反省を受けて、第二次世界大戦の終結後に国際連合が設立されました。1945年10月24日のことで、原加盟国は戦勝国を中心とした51か国でした。

ちなみに、日本が国連に加盟したのは1956年のことです。サンフランシスコ講和条約が発効して主権が回復した1952年に国連への加盟を申請したものの、ソ連の反対により難航しました。その後1956年、鳩山一郎総理大臣の時代にソ連との国交が回復し、同年に全会一致の承認で日本の国連加盟が承認されたのです。

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国連は、戦後に世界の発展を目的として設立されたんだな。日本は初めから加盟していたわけじゃなかったのか。巨大な国際機関のようだが、いったい組織の内部はどうなっているんだ?

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