この記事では英語の熟語「make ... up」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「(話を)でっちあげる,(ある割合を)占める」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「make ... up」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語「make ... up」の意味は?

image by iStockphoto

「make ... up」の「make」は「作る」「up」は「上に」で、直訳すると「作り上げる」となりますね。何かと何かを合わせて新しいものを作るというのが「make ... up」のコアとなるイメージです。「make somethign up」や「make up something」の形で使われる表現には意味が非常にたくさんありますよ。よく使うものをいくつか紹介していきましょう。

意味その1 「構成する」

その部分が全体や割合、総数などを構成するという意味で「make ... up」を使うことができます。ある構成要素が全体の何割になるのか、あとどれだけあれば完全になるのか、何と何が集まってそれを作り上げているのかといったことですね。

Water makes up 60% of the human body.
人体の60%は水分でできている。

The story is made up of five books.
その物語は五冊の本で完結する。

意味その2 「作り話をする」

うその話をでっちあげたり、その場で話を作ることも「make up」です。話だけでなく曲を即興で作ることなど、何かを考え出す、製作するというときに広く使えますよ。

No, I don't believe it. You must have made it all up!
いや、僕は信じない。全部きみのでっちあげにきまってる!

My little daughter likes to make up a story when she draws pictures.
私の幼い娘は絵を描くときに自分でお話を作るのが好きだ。

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意味その3 「仲直りする」

人と仲直りするときも「make up」です。ケンカや闘争を仲裁したり、議論を落着させるなど人と人との間を取り持つこと、人に取り入る時にも使うことができますよ。人間関係を結びつけるという意味ですね。

Ted doesn't seem to have made it up with Ken.
テッドはまだケンと仲直りしていないようだ。

After not talking to each other for a week, I and my wife finally made up.
一週間口を利かなかった後で私はやっと妻と仲直りした。

意味その4 「化粧する」

化粧のことをメイクアップと言いますが、外見を作ったり見た目をきれいに整えることも「make up」です。化粧だけでなく、役者が扮装するとかベッドをきれいに整える場合にも「make up」が使えますよ。

She made herself up as a boy to sneak in.
彼女は侵入するために男の子の扮装をした。

Make up your bed and tidy your room!
ベッドを整えて部屋を片付けなさい!

熟語「make ... up」の言い換えや、似た表現は?

「make ... up」の意味は広く用法がたくさんありますので、簡単に言い換えることができる表現は難しいです。しかし、「make ... up」の意味の一部を表すことができる表現はありますよ。いくつか選んでご紹介しましょう。

\次のページで「似ている表現:「compose」」を解説!/

似ている表現:「compose」

「compose」は構成するという意味のほか、曲や詩を作る、感情や争いを鎮めるといった意味で使われます。その1やその2に近い意味で使うことが可能ですよ。

Japan is composed of 47 prefectures.
日本は47の都道府県からなる。

I stayed up until late to compose the speech.
私はスピーチを書くために夜遅くまで起きていた。

似ている表現:「invent」

「invent」は学校では「発明する」という意味で習ったかもしれませんね。想像力を使って新しく考え出すということで、「創作する」「話をでっちあげる」という意味にもなります。その2の意味として使うことができますね。

What he said was hard to believe. Perhaps he invented it.
彼が言ったことは信じがたい。たぶん作り話だろう。

The boy was so good at inventing an excuse that the teacher never suspected.
その男の子は言い訳を考え付くのがうまくて先生が疑うことはなかった。

熟語「make ... up」を使いこなそう

この記事では熟語「make ... up」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。実は「make ... up」の意味はこの他にもたくさんありますが、最初に説明したコアとなる意味を押さえていればそう難しくありませんよ。今回紹介しきれなかった用法に出会ったら何かと何かを合わせて新しいものを作るという意味を思い出してくださいね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「make … up」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「make … up」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「make … up」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「(話を)でっちあげる,(ある割合を)占める」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「make … up」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語「make … up」の意味は?

image by iStockphoto

「make … up」の「make」は「作る」「up」は「上に」で、直訳すると「作り上げる」となりますね。何かと何かを合わせて新しいものを作るというのが「make … up」のコアとなるイメージです。「make somethign up」や「make up something」の形で使われる表現には意味が非常にたくさんありますよ。よく使うものをいくつか紹介していきましょう。

意味その1 「構成する」

その部分が全体や割合、総数などを構成するという意味で「make … up」を使うことができます。ある構成要素が全体の何割になるのか、あとどれだけあれば完全になるのか、何と何が集まってそれを作り上げているのかといったことですね。

Water makes up 60% of the human body.
人体の60%は水分でできている。

The story is made up of five books.
その物語は五冊の本で完結する。

意味その2 「作り話をする」

うその話をでっちあげたり、その場で話を作ることも「make up」です。話だけでなく曲を即興で作ることなど、何かを考え出す、製作するというときに広く使えますよ。

No, I don’t believe it. You must have made it all up!
いや、僕は信じない。全部きみのでっちあげにきまってる!

My little daughter likes to make up a story when she draws pictures.
私の幼い娘は絵を描くときに自分でお話を作るのが好きだ。

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