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それぞれのグループについてさらに詳しく解説していきます。
有鱗目
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有鱗目は、爬虫類の中でも最も多くの種を含むグループです。その数は7000種以上ともいわれています。代表的な爬虫類が多く属するグループといってもいいでしょう。このグループは爬虫類の中でも比較的新しい時代に生じたといわれています。爬虫類全体の種数のうちの90%以上を占めるまでに種が増えたことからも、かなりの勝ち組といえそうです。
この有鱗目にふくまれる種は、さらにトカゲ亜目とヘビ亜目、ミミズトカゲ亜目の3グループに大きく分けることができます。
トカゲ亜目
長い尾をもち四つ脚で這いまわる、爬虫類の代表ともいえるトカゲの仲間です。4000以上の種が含まれるといわれていますので、有鱗目のうちのかなりの割合をトカゲ亜目が占めているんですね。
これらの種はさらに小さな「科」というグループ(分類群)に整理されます。身近な種の含まれるグループとしてはトカゲ科やヤモリ科などが思い浮かぶでしょう。その他にも、カナヘビ科、イグアナ科、キノボリトカゲが含まれるアガマ科などがふくまれます。
ヘビ亜目
長い尾を残しながらも4つの脚が退化してしまったのがヘビの仲間です。ヘビはどうしても苦手…という方は少なくないですよね。種数は3000以上といわれています。
日本の里山でもよく見られるシマヘビはナミヘビ科、ニホンマムシはクサリヘビ科です。他にもコブラ科、メクラヘビ科、セダカヘビ科、タカチホヘビ科など、多くの科に分けられています。
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