when には、基本的な用法もあれば関係副詞のように少し難易度の高い用法もある。とくに、英文の一部を見ていればいいというものではないので、文全体を見ていく必要があるぞ。しかし、それぞれをしっかり理解しておけば、見分けて使いこなすことはできるはずです。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

基本的な2つの用法

image by iStockphoto

when の基本的な用法として、「疑問文での when」と「接続詞としての when」があります。いずれも、学年でいうと中2までに学習する基礎的な内容ですが、ポイントを押さえて確認しておきましょう。

疑問文での when

一つめの用法として、「疑問文での when」があります。時をたずねる場合に使う表現です。疑問詞 when を先頭にして「?」で終わり、「いつ…?」という意味で使われます。ただ、具体的に何時や何月とたずねる場合には「what + 名詞」という形で、what に名詞をともなって表現しますよ。

When did he return from America?
いつ彼はアメリカから戻ったのですか。

What time did you finish the class?
あなたは何時に授業を終えたのですか。

接続詞としての when

二つめは、「接続詞としての when」についての用法です。「…するとき、」と主節を修飾する副詞節として使います。「主節 + when + 主語 + 動詞…」または「When + 主語 + 動詞 , 主節」という形で、主節と副詞節の位置はどちらでも使うこともできますよ。

I was playing soccer when my mother came home.
母が帰ってきたとき、私はサッカーをしているところだった。

When I was a child, I read many biographies.
私は子供のとき、たくさんの伝記を読んだ。

\次のページで「注意が必要な3つの用法」を解説!/

注意が必要な3つの用法

image by iStockphoto

when には「不定詞の特殊な用法としての when」や「間接疑問としての when」、「関係副詞としての when」などの応用の表現があります。いずれも、頻繁に登場する用法ではないものの、中学や高校でみんなが必ず習う用法です。

不定詞の特殊な用法としての when

まずは、「不定詞の特殊な用法としての when」の説明です。不定詞には基本3用法があり、その他に「疑問詞 + to + 動詞の原形」という表現があります。when なら「when + to + 動詞の原形」で「いつ…したらよいのか」という意味です。この場合、 when 以下は節となり文全体の目的語になることが多くなりますよ。主語や補語としても使えますが、実際にはあまり使われません。

I don't know when to go to the library.
私はいつ図書館へ行ったらよいのかわからない。

Please tell me when to pay.
いつお支払いしたらよいのか私に教えてくれませんか。

間接疑問文としての when

次の特徴のある表現として、「間接疑問文としての when」について見ていきましょう。間接疑問では「いつ…なのか」という意味で使われ、「when + 主語 + 動詞」という形です。文全体の目的語としての位置づけとなることが多くなっています。

I don't know when the word test is performed.
私はいつ単語テストが実施されるのか知らない。

I know when the train will start.
私はいつその電車が出発するのかを知っている。

\次のページで「関係副詞としての when」を解説!/

関係副詞としての when

最後に、「関係副詞としての when」の用法を見ていきます。関係副詞は、関係詞節の中で副詞としての働きがあるものです。when を使う場合だと、「先行詞 + when + 主語 + 動詞」という形をとります。さらに、説明を追加的に補う場合には、非制限用法と呼ばるコンマを使って直前の語を補足説明する方法もありますよ。

I'm looking forward to the day when you can overcome that.
私はあなたがそれを克服する日を楽しみにしている。

I studied hard until eleven, when my mother brought a cup of tea.
私が11時まで一生懸命勉強していると、母がお茶を1杯持ってきた。

when を使う代表的な用法は4つ、それぞれを理解して4つの用法を見極めよう

今回の記事では、when の用法について説明しました。基本的な2つの用法では、接続詞のほうは文全体の構造に関わる表現なので、主節にかかっていることを確認しながら使うといいですね。

注意が必要な when では、パターンとしてハマりやすい「不定詞の特殊表現」や「間接疑問」よりも「関係副詞」を苦手にしている人は多いかもしれません。また、関係副詞 when は、「on which」などの関係代名詞で言い換えることもできます

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】whenの用法を現役塾講師がわかりやすく解説!whenの用法を5つに分けて理解しておこう – Study-Z
英語の勉強法

【英語】whenの用法を現役塾講師がわかりやすく解説!whenの用法を5つに分けて理解しておこう

when には、基本的な用法もあれば関係副詞のように少し難易度の高い用法もある。とくに、英文の一部を見ていればいいというものではないので、文全体を見ていく必要があるぞ。しかし、それぞれをしっかり理解しておけば、見分けて使いこなすことはできるはずです。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

基本的な2つの用法

image by iStockphoto

when の基本的な用法として、「疑問文での when」と「接続詞としての when」があります。いずれも、学年でいうと中2までに学習する基礎的な内容ですが、ポイントを押さえて確認しておきましょう。

疑問文での when

一つめの用法として、「疑問文での when」があります。時をたずねる場合に使う表現です。疑問詞 when を先頭にして「?」で終わり、「いつ…?」という意味で使われます。ただ、具体的に何時や何月とたずねる場合には「what + 名詞」という形で、what に名詞をともなって表現しますよ。

When did he return from America?
いつ彼はアメリカから戻ったのですか。

What time did you finish the class?
あなたは何時に授業を終えたのですか。

接続詞としての when

二つめは、「接続詞としての when」についての用法です。「…するとき、」と主節を修飾する副詞節として使います。「主節 + when + 主語 + 動詞…」または「When + 主語 + 動詞 , 主節」という形で、主節と副詞節の位置はどちらでも使うこともできますよ。

I was playing soccer when my mother came home.
母が帰ってきたとき、私はサッカーをしているところだった。

When I was a child, I read many biographies.
私は子供のとき、たくさんの伝記を読んだ。

\次のページで「注意が必要な3つの用法」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: