この記事では英語の熟語「get to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vするようになる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「get to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語 「get to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

まず、「get」は非常に広い意味を持つ単語です。ゆえに「get」を使った熟語や成句も多くの意味を持つことが多いといえます。「get」の主な意味のひとつは「到達する」ということで、「get to ○○」で「ある場所や状態に到達する」ことですね。ここでは「get to do」のように動詞の場合を取り上げますので「ある状態になる」というのがコアとなる意味です。

意味その1 「○○するようになる」

「get to 動詞」で「○○するようになる」という意味があります。今までそうでなかったのが、別の状態に至ることですね。「get to be」「get to know」などの動詞がよく使われますよ。ちなみに「come」にも同じような用法があります。

Tom and John got to know each other when they were students.
トムとジョンは学生の時にお互いを知るようになった。

They got to be very close friends quickly.
彼らはすぐにとても親しい友人になった。

意味その2 「○○することができる」

「get to 動詞」のもうひとつの用法は「〇〇することができる」です。能力などがあってできるというより、する機会を与えられるといった意味ですので、本人以外の要因で実現した場合ですね。

Ben gets to eat ice cream when he helps his mother.
ベンは母親を手伝うとアイスが食べられる。

I don't get to sleep until I finish this.
これを終えるまでは寝ることができない。

We get to stay in a luxury hotel on our next holiday.
今度の休暇では豪華なホテルに泊まれる。

\次のページで「熟語「get to ○○」の名詞を使った表現」を解説!/

熟語「get to ○○」の名詞を使った表現

ここまでは「get to ○○」に動詞が続く場合を説明してきましたが、実は名詞が続く場合も多くあります。これも複数の意味がありますのでいくつか見てみましょう。

意味その1「とりかかる」

「get to 名詞」には「とりかかる」「始める」という意味があり、「begin」に近い意味です。「get to work」「get to business」などがよく使われる表現ですよ。動詞のing形を伴うこともあります。

Lunch break is over! Get to work, everyone!
昼休みは終わりだ。みんな仕事にかかってくれ!

I must get to writing my report now or I won't finish in time.
今すぐにレポートを書き始めないと間に合わない。

意味その2「影響を与える」

「get to 名詞」で「人に影響を与える」という意味にもなりますよ。体調などに影響を及ぼす場合や、感動させる、イライラさせるなど感情に影響する場合などがあります。

This heat is really getting to me.
この暑さには本当に参る。

The loud music from the neighbor got to me at last.
隣からのうるさい音楽にとうとう耐えられなくなった。

\次のページで「熟語「get to ○○」を使いこなそう」を解説!/

熟語「get to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「get to ○○」の意味や使用例を例文と共に説明しました。「get to ○○」には多くの意味があり、動詞が続く場合の他に名詞が続く場合もありましたね。どれに当てはまる場合も、「到達する」というのがコアとなる意味です。これは「get」を使った他の熟語にも多くあてはまりますので覚えておいてくださいね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「get to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「get to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「get to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vするようになる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「get to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語 「get to ○○」の意味は?

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まず、「get」は非常に広い意味を持つ単語です。ゆえに「get」を使った熟語や成句も多くの意味を持つことが多いといえます。「get」の主な意味のひとつは「到達する」ということで、「get to ○○」で「ある場所や状態に到達する」ことですね。ここでは「get to do」のように動詞の場合を取り上げますので「ある状態になる」というのがコアとなる意味です。

意味その1 「○○するようになる」

「get to 動詞」で「○○するようになる」という意味があります。今までそうでなかったのが、別の状態に至ることですね。「get to be」「get to know」などの動詞がよく使われますよ。ちなみに「come」にも同じような用法があります。

Tom and John got to know each other when they were students.
トムとジョンは学生の時にお互いを知るようになった。

They got to be very close friends quickly.
彼らはすぐにとても親しい友人になった。

意味その2 「○○することができる」

「get to 動詞」のもうひとつの用法は「〇〇することができる」です。能力などがあってできるというより、する機会を与えられるといった意味ですので、本人以外の要因で実現した場合ですね。

Ben gets to eat ice cream when he helps his mother.
ベンは母親を手伝うとアイスが食べられる。

I don’t get to sleep until I finish this.
これを終えるまでは寝ることができない。

We get to stay in a luxury hotel on our next holiday.
今度の休暇では豪華なホテルに泊まれる。

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