物理

死海ではどうして浮くの?海水濃度と密度について理系ライターがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。「死海」って聞いたとこはあるだろうか?

塩分濃度がすごく高く、プカプカ浮かんでしまうアラビア半島にある湖だ。「塩分濃度があまりに高いため浮いてしまう」。こんな記述をよく見かける。

さて、なぜ塩分濃度が高いと浮かびやすいのか?理系ライターのR175と一緒に考えていこう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/R175

関西のとある理系国立大出身。エンジニアの経験があり、身近な現象と理科の教科書の内容をむずびつけるのが趣味。教科書の内容をかみ砕いて説明していく。

1.塩分濃度の計算

image by iStockphoto

99gの水に1gの塩を加えると、濃度は?

全体100gに対し、塩が1gなので割合は1/100=0.01=1%。

2.海水の濃度と密度

一般的な海水は塩分濃度が3.4%。

問1  この海水100gに、水と塩はそれぞれ何gあるでしょうか?

問2  濃度96.6%の海水の密度はいくらですか?ただし、塩3.4gの体積は無視できるものとします。

2-2.海水の密度 解答

2-2.海水の密度 解答

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