この記事では英語の熟語「make one's way」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「進む」ですが、「way」が幅広い意味を持っているので様々なニュアンスに解釈することもできるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「make one's way」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「make one's way」の意味は?

熟語「make one's way」の意味は?

image by Study-Z編集部

「make one's way」は「進む」という意味の熟語です。単純に「前に進む」や「移動する」の意味で使われることもありますが、「出世する」「成功する」などの意味になることもあります。

意味その1 「進む」

「make one's way」の「way」を「道」と考えた場合、「道を進む」「行く」というような意味になります。ただし、文脈によっては、3つ目の例文のように「苦労して進む」「道を切り開く」というようなニュアンスを含むことも。

「one's」には代名詞などの所有格が入り、行き先を示したい場合は「way」の後ろに「to」や「into」のような前置詞と場所を表す言葉を置きます。

He made his way into the forest.
彼は森の中へと進んだ。

I made my way to my uncle's house from the park.
私は公園から叔父の家へと向かった。

She made her way to become an actress.
彼女は女優になる道を選んだ。

意味その2 「出世する」「成功する」

「way」は「道」という意味だけでなく、もう少し概念的に「進むべき方向」のような意味で解釈されることもあります。つまり、「make one's way」が「出世する」「成功する」という意味になるのは、「進むべき道を切り開く」「苦労して自分の道を行く」というニュアンスがあるからです。

また、「way」の後ろに「in the world」を伴って「make one's way in the world」の形で「出世する」「成功する」の意味になることもあります。

Chisato works hard in order to make her way in the UK.
千里はイギリスで成功するために一生懸命働いている。

I want to make my way in the world.
私は出世したい。

The game made its way into universal favor.
そのゲームは世界的な成功をおさめた。

\次のページで「熟語「make one's way」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「make one's way」の言い換えや、似た表現は?

「make one's way」と似た意味を持つフレーズはいくつかあります。「進む」という意味で「go」や「move」、「出世する」「成功する」という意味で「succeed」などを使えば言い換えることが可能です。

言い換え例:「go」などを使った言い換え

「進む」という意味の場合、「make one's way」は「go」や「move」などとの置き換えが可能です。ただし「道を切り開く」というようなニュアンスの場合は、「choose」や「decide」など、文意に沿って選ぶ必要があります

I made my way to school.
I went to school.
私は学校へ行った。

He made his way to the lake from the hotel.
He moved to the lake from the hotel.
彼はホテルからその湖に移動した。

I made my way to be an English teacher.
I chose to be an English teacher.
私は英語の先生になる道を選んだ。

言い換え例:「succeed」を使った言い換え

「succeed」は、「出世する」「成功する」という意味の動詞です。「in life」を後ろに付けて、「succeed in life」の形で使われることもあります

この「succeed」には派生語が多く、英語を勉強中の人を悩ませているのではないでしょうか。

まず「succeed」は「出世する」という意味の動詞です。この名詞形が「出世」という意味の「success」という形になります。「succession」も名詞ですが意味は「継承」。「successful」は形容詞で「成功をおさめた」という意味です。

Steve succeeded as a singer.
スティーブは歌手として成功した。

He’ll be sure to succeed in life.
彼は出世するに違いない。

Work harder, if you want to succeed.
出世したかったら、一生懸命に働きなさい。

\次のページで「熟語「make one's way」を使いこなそう」を解説!/

熟語「make one's way」を使いこなそう

この記事では熟語「make one's way」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。ポイントは「way」の持つ幅広い意味をどのように考えて訳すかということです。「進む」だけでなく「出世する」というような意味でも使われるということを覚えておくといいでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「make one’s way」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「make one’s way」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「進む」ですが、「way」が幅広い意味を持っているので様々なニュアンスに解釈することもできるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「make one’s way」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「make one’s way」の意味は?

熟語「make one's way」の意味は?

image by Study-Z編集部

「make one’s way」は「進む」という意味の熟語です。単純に「前に進む」や「移動する」の意味で使われることもありますが、「出世する」「成功する」などの意味になることもあります。

意味その1 「進む」

「make one’s way」の「way」を「道」と考えた場合、「道を進む」「行く」というような意味になります。ただし、文脈によっては、3つ目の例文のように「苦労して進む」「道を切り開く」というようなニュアンスを含むことも。

「one’s」には代名詞などの所有格が入り、行き先を示したい場合は「way」の後ろに「to」や「into」のような前置詞と場所を表す言葉を置きます。

He made his way into the forest.
彼は森の中へと進んだ。

I made my way to my uncle’s house from the park.
私は公園から叔父の家へと向かった。

She made her way to become an actress.
彼女は女優になる道を選んだ。

意味その2 「出世する」「成功する」

「way」は「道」という意味だけでなく、もう少し概念的に「進むべき方向」のような意味で解釈されることもあります。つまり、「make one’s way」が「出世する」「成功する」という意味になるのは、「進むべき道を切り開く」「苦労して自分の道を行く」というニュアンスがあるからです。

また、「way」の後ろに「in the world」を伴って「make one’s way in the world」の形で「出世する」「成功する」の意味になることもあります。

Chisato works hard in order to make her way in the UK.
千里はイギリスで成功するために一生懸命働いている。

I want to make my way in the world.
私は出世したい。

The game made its way into universal favor.
そのゲームは世界的な成功をおさめた。

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