英語の勉強法

【英語】指示代名詞を現役塾講師が解説!前述の表現の繰り返しを避ける用法に注目

よぉ、桜木建二だ。指示代名詞といえば this や that などのことだが、用法によっては注意が必要だ。とくに、英文のレベルが上がってくると、前述の表現の繰り返しを避ける用法や人々を指す用法など、注意すべきことがさまざまある。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

yamato810

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

基本的な指示代名詞

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指示代名詞とは人やものを指や場合によっては視線などで指す代名詞で、this, that, these, those などがあります。そのうち、よく使われる基本的な2つの用法から確認していきましょう。

近いものや遠いものを指す

一つめは、話し手から見て時間的または空間的に近い場合や遠い場合に使う用法です。時間的、空間的に近い場合は this(この), these(これらの)、遠い場合は that(あの), those(あれらの)を使います。

なお、近いと遠いの境目は、普通は空間的な場合は手が届く範囲なら近い、届かない範囲なら遠いと考えるのが一般的でしょう。これは、あくまで話し手から見てのことであり、相手側つまり聞き手からの距離感で言っているのではないことに注意が必要です。

This bookshelf is the newest of three.
この本棚は3つのうちで一番新しい。

Those houses was built about ten years ago.
あれらの家はおそよ10年前に建てられた。

前の文や文のうちの一部分を指す

二つめは、前述の文や節を指す場合です。this や that を使って、直前に述べられた文や節を示します。状況によっては、先に this で示しておいて、あとから this が指していたものを説明する使い方もありますよ。前述の部分を指す場合も後述の部分を指す場合も、どちらもあるということです。

He said that he was a doctor, but that was not true.
彼は医者だと言ったが、それは事実ではなかった。

I’ll say this. If you avoid the wind, your wing don’t become strong and you won’t be able to fly.
これを言っておく。風をよけていたら羽が強くならずあなたは飛べなくなってしまう。

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ここで見たように、指示代名詞のうち基礎的な内容のものを解説してきた。会話に参加しているなら身振りや目線でわかることもあるが、指示代名詞を含む文を文章で読む場合は前後関係や話の状況をしっかり掴んでおく必要があるぞ。

注意すべき指示代名詞

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指示代名詞のうち特徴のある使い方をする用法があります。名詞の繰り返しを避けるために使う場合や人々を表す場合など、注意の必要なケースを紹介していきましょう。

前述の名詞の繰り返しを避ける

まずは、すぐ前に出てきた名詞の繰り返しを避ける表現です。直前に出てきた名詞を that や those で置き換えることで、表現をスッキリさせることがあります。主には that や those が使われますよ。

The population of China is larger than that of America.
中国の人口はアメリカの人口より多い。

Her vocabulary in Japanese is enough, like that of a Japanese teacher.
彼女の日本語における語彙力は国語の先生のように十分である。

人々を指す

次は、人々を表す表現について見ていきましょう。前述とは関係なく、主に「those who …」の形で「…である人々」という意味を表します。ここでの「人々」は、特定の誰かを指していないことが多いです。

また、「those who are」の場合は「who are」の部分が省略されることがあります。

Those who understand English grammar can read English sentences.
英文法を理解する人は英文を読解することができる。

Those (who are) present were interested in the plan by his speech.
出席した人々は彼のスピーチによってその計画に興味を持った。

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ここまで、注意すべき指示代名詞について見てきた。基本的には this, that, those, these が使われるが、「そのような人(物事)」を表すときに「such」が使われることもあるぞ。

指示代名詞の用法をマスターするには、文脈をつかむことも大切!

今回の記事では、指示代名詞について解説しました。前半は基本的な指示代名詞でしたが、話し手の距離感から this, that, these, those の単語のうちどれを使えばよいのか判断する必要がありました。

後半は、注意すべき指示代名詞について見ていきました。前述の繰り返しを避ける場合でも人々を表す場合でも、文脈をよく見ておかなければ用法を見抜くことは難しくなります。長文などで登場する場合は、前述の内容をしっかり見ておきましょう。

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