理科環境と生物の反応生物

3分で簡単「負のフィードバック調節」!現役講師が具体例とともにわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。今回はホルモンのコントロールに欠かせない「負のフィードバック調節」について学んでいくぞ。

恒常性(ホメオスタシス)を維持するために、体内では神経やホルモンが日夜はたらいて細胞・組織・器官が保たれている。ホルモンによる体内環境調節は巧妙なシステムによって調節されているんだ。そんな一例として、負のフィードバック調節を学習しよう。

生物のからだに詳しい現役講師のオノヅカユウを招いた。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

フィードバック調節とは?

フィードバック調節とは、体内環境の調整に重要な役割を果たしている物質であるホルモンの分泌量を調節する仕組みです。分泌量を増やしたり、逆に減らしたりするための制御システムと言い換えても良いでしょう。

ホルモンの分泌調整に関する知識を学ぶのはとても重要です。なぜかといえば、それはホルモンのもつ性質に理由があります。

なぜ調節システムを知ることが重要なのか?

ホルモンは、内分泌器官にある内分泌細胞から分泌される物質。その多くは血流によって運ばれることで、作用を及ぼす標的器官の標的細胞にたどり着きます。標的細胞で受容体というたんぱく質に結合して初めて効果を発揮する物質です。

このホルモンには「微量でも強い効果を発揮する」という特徴があります。ほんの少しの分泌量でも、しっかりと標的細胞が応答するのです。一説には、「25mプールの水に1滴程度の量でも効果がある」とか、「50mプールの水にスプーン一杯分の分量で十分」といわれるほど。逆に言えば、少々の分泌量の過不足が身体に大きな影響を与えてしまう可能性があります。

image by iStockphoto

ホルモンの分泌量調節はとても重要かつ繊細な仕事。逆に、うまくいかなければさまざまな病気や疾患の原因になります。分泌量調節の仕組みについて学ぶことがどれだけ重要か、おわかりいただけましたでしょうか?

フィードバック調節のしくみ

「負のフィードバック調節」について学ぶ前に、まずは「フィードバック調節」についてみていきましょう。

フィードバック(feedback)とは、「もとの場所にもどる(もどす)」というような意味合いの言葉です。最近はビジネスの現場でも使われる言葉になっているので、耳にしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

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「顧客からの感想をフィードバックする」だとか、「上司に意見をフィードバックする」などというように使われるな。

\次のページで「負のフィードバック調節の具体例」を解説!/

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