物理理科電磁気学・光学・天文学

世紀の大発見「ファラデーの電磁誘導の法則」を理系ライターがわかりやすく解説

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

スマホのワイヤレス充電などはスマホ内のコイルに対して外部から磁場を変化させてコイルに誘導電流を流しているぞ。

それとICカードなんてのもそうだ。

カード内に仕込まれたコイルに外部磁場を変動させることにより電流を流して内部のICチップを作動させているのだ。

もっとあるぞ! IH 電磁調理器も同じだよ。

現在の文明社会に欠かせない法則

今日、発電所で発電しているのは、すべてこの電磁誘導の原理を用いているのです。
つまり、水力発電所では水が落ちる勢いでタービンを回し、電磁石を動かして発電しています。

同様に、火力発電所でもお湯を沸かして、その蒸気の勢いで電磁石動かしているのです。

では、原子力発電所では?
これも、お湯を沸かしてその蒸気の勢いを利用しているのは同じ。

もっと身近に桜木先生のおっしゃるようにスマホの充電や電車のICカード、電磁調理器(IH)などもこの法則を利用しています。

いずれにしても、ファラデーの発見した「ファラデー電磁誘導の法則」がいかに私達の生活に役立ち、かつ必要不可欠であるかがわかりますね。

面白いことに、ファラデーがこの電磁誘導の法則を発表したときに「それは何の役に立つのか?」「何の役にもたたない」などという批判があったそうです。

ファラデーは
「生まれたばかりの赤ちゃんが何に約立つのかと聞いているのと同じ」
として反論したと言われています。

役に立たないどころか「ファラデーの法則」の発見なくしては今日の私達の生活はもはや成り立ちませんね。

1 2 3
Share: