この記事では英語の熟語「sort of ...」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「...の種類」ですが、会話の中ではもっと色々な意味で使われているぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「sort of ...」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「sort of ...」の意味は?

image by iStockphoto

「sort of ...」は、会話の中によく登場し、色々な意味で使われる熟語です。「sort」には「種類」という意味があることから、「sort of ...」で「...の種類」「一種の...」という意味になります。「まあ、そんな感じ」というような意味に訳されることもあるカジュアルな表現です

意味その1 「...の種類」「一種の...」

「sort of ...」は、イギリス人が好んで用いる口語表現です。「sort of」の後ろに名詞が来る形で「種類」という意味になり、「this sort of insect」で「この種類の虫」、「all sorts of fish」で「あらゆる種類の魚」などのように訳します。

I want to live in this sort of house.
こんな感じの家に住みたい。

What sort of book have you read?
どんな種類の本を読んだことがありますか?

That sort of TV program does not interest me.
その類(たぐい)のTV番組には興味がない。

意味その2 「まあ、そんな感じ」

「sort of」は、何かを質問された時の返事として使われることもあります。「yes」とも「no」とも言い切ることができない時などに「まあね」「そんな感じかな」というニュアンスになる便利な表現です。

Is Tom your boyfriend?
トムって君の彼氏?
Sort of.
まあ、そんな感じ。

Is it difficult for you to listen to English?
英語を聞くのは難しい?
Yeah, sort of.
うん、まあね。

\次のページで「意味その3 「ちょっと」「大体」」を解説!/

意味その3 「ちょっと」「大体」

あまり大したことがない、小規模であるということを表現するときにも「sort of」が使われます。この場合の「sort of」には、つなぎ言葉程度の意味しかありません。訳す時は「ちょっと」「大体」「どちらかというと」というようなイメージでいいでしょう。

I'm sort of tired today.
今日はちょっと疲れた。

I sort of get it.
なんとなくわかります。

It's sort of embarrassing to read this book.
この本を読むのは、ちょっと恥ずかしい。

熟語「sort of ...」の言い換えや、似た表現は?

「sort of ...」とほぼ同じ意味で使われる熟語に「kind of ...」があり、たいていの場合は言い換え可能です。また「一種の...」という意味なら「type of ...」を使っても言い換えができます。

言い換え例:「kind of ...」を使った言い換え

「kind of ...」を使うと、言い換えることができます。「kind」には「親切な」という以外に「種類の」という意味があり、使い方もほぼ「sort」と同じです。「sort of ...」はイギリス人が好んで使うのに対し、「kind of ...」はアメリカ人が好む傾向があります。

「一種の...」、「まあ、そんな感じ」、「ちょっと」の3つの意味ですべて言い換え可能です。

I don't wear this kind of clothes.
私はこんな感じの服は着ない。

Are you all right?
大丈夫?
Kind of.
まあね。

I'm kind of sleepy now.
今ちょっと眠い。

\次のページで「言い換え例:「type of ...」を使った言い換え」を解説!/

言い換え例:「type of ...」を使った言い換え

「type of ...」を使っても言い換えることができます。「sort of ...」や「kind of ...」に比べると意味としてはやや限定的で、「一種の...」という意味の場合に言い換え可能です。

この3つの熟語のなかでは、「type of ...」が一番フォーマルなイメージになるでしょう。

I'm good at all types of sports.
私はあらゆるスポーツが得意です。

What type of car are you going to buy?
どんなタイプの車を買うつもりですか?

I want to be that type of person.
あんな感じの人になりたい。

熟語「sort of ...」を使いこなそう

この記事では熟語「sort of ...」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。日本人の中には物事を断定的に言うのを好まない人もいるので、この「sort of ...」を便利な表現として使う人も多くいます。ただしあいまいな感じに聞こえる時もあるので使い過ぎには注意してください。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「sort of …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「sort of …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「sort of …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…の種類」ですが、会話の中ではもっと色々な意味で使われているぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「sort of …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「sort of …」の意味は?

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「sort of …」は、会話の中によく登場し、色々な意味で使われる熟語です。「sort」には「種類」という意味があることから、「sort of …」で「…の種類」「一種の…」という意味になります。「まあ、そんな感じ」というような意味に訳されることもあるカジュアルな表現です

意味その1 「…の種類」「一種の…」

「sort of …」は、イギリス人が好んで用いる口語表現です。「sort of」の後ろに名詞が来る形で「種類」という意味になり、「this sort of insect」で「この種類の虫」、「all sorts of fish」で「あらゆる種類の魚」などのように訳します。

I want to live in this sort of house.
こんな感じの家に住みたい。

What sort of book have you read?
どんな種類の本を読んだことがありますか?

That sort of TV program does not interest me.
その類(たぐい)のTV番組には興味がない。

意味その2 「まあ、そんな感じ」

「sort of」は、何かを質問された時の返事として使われることもあります。「yes」とも「no」とも言い切ることができない時などに「まあね」「そんな感じかな」というニュアンスになる便利な表現です。

Is Tom your boyfriend?
トムって君の彼氏?
Sort of.
まあ、そんな感じ。

Is it difficult for you to listen to English?
英語を聞くのは難しい?
Yeah, sort of.
うん、まあね。

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