この記事では英語の熟語「write … down」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…を書き留める」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「write … down」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「write … down」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「write … down」には、「…を書き留める」や「(紙上で)書く」という意味があります。ここでの意味の違いは「down」の違いがポイントです。また、「write … down」でも「write down …」でもどちらでも使うことがあります。

意味その1 「…を書き留める」

一つめは、「…を書き留める」という意味です。「down」には「紙に」という意味があり、「write(書く)」と合わせて「…を書き留める」「…を記録する」になります。頭の中で考えたり話したりするだけでなく、頭部より下方である手元に書き留めるイメージで考えるといいですね。

He wrote down every single word.
彼は一語一語を書き留めた。

I wrote down my observations.
私は私の観察を記録した。

You should write down what the teacher says.
あなたは先生の言うことを書き留めるべきだ。

意味その2 「(紙上で)書く」

二つめの意味は、「(紙上で)書く」です。「down」は身分や地位、評判などを下げる意味があるので、ここでは「悪く書く」「悪いほうにみなす」ニュアンスが含まれています。なお、「みなす」という意味で使う場合は、何であるとみなすのかを「as …」で表します。

They will write the politician down as a liar
彼らはその政治家をうそつきと書くつもりだ。

He wrote me down as lazy.
彼は私を怠け者とみなした。

We must not write a person down as a villain easily.
私たちは人を簡単に悪人とみなしてはいけない。

\次のページで「熟語「write … down」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「write … down」の言い換えや、似た表現は?

熟語「write … down」には、「put … down」や「note … down」などの言い換えの表現があります。ほぼ同じ意味で使うことができますが、ニュアンスや使う場面に少しずつ違いがありますよ。

言い換え例:put … down を使った言い換え

まずは、「put … down」を使った言い換えです。「put」は下に置くイメージなので、頭の中にあるものを一旦手元の紙に書き留める意味があります。そこから、「…を書き留める、記録する」という意味につながっていますよ。

Please put down your thoughts.
あなたの考えを書き留めてください。

I put her address down in my notebook.
私はノートに彼女の住所を書き留めた。

You had better put down your good experienes.
あなたはあなたのよい体験を書き留めたほうがよい。

言い換え例:note … down を使った言い換え

もう一つは、「note … down」を使った言い換えの説明をします。名詞「note」は「メモ」、動詞「note」は「書き留める」という意味です。「down」の「紙に」という意味と合わせて「(紙に)書き留める」につながります。

Did you note the points down?
あなたは要点を書き留めましたか。

I noted down the contents of a speech.
私はスピーチの内容を書き留めた。

He noted down an idea for this cultural festival.
彼は今回の文化祭のためにアイデアを書き留めた。

\次のページで「熟語「write … down」を使いこなそう」を解説!/

熟語「write … down」を使いこなそう

この記事では熟語「write … down」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。意味においては、「down」をどのような意味でとらえるかで意味に違いがありましたね。

言い換えの表現では、いずれもほぼ同じ意味で使いことができますが、「put … down」はより口語的に使われます。また、「note … down」は「メモとして書く」というニュアンスが強くなりますよ。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「write … down」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「write … down」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「write … down」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…を書き留める」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「write … down」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「write … down」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「write … down」には、「…を書き留める」や「(紙上で)書く」という意味があります。ここでの意味の違いは「down」の違いがポイントです。また、「write … down」でも「write down …」でもどちらでも使うことがあります。

意味その1 「…を書き留める」

一つめは、「…を書き留める」という意味です。「down」には「紙に」という意味があり、「write(書く)」と合わせて「…を書き留める」「…を記録する」になります。頭の中で考えたり話したりするだけでなく、頭部より下方である手元に書き留めるイメージで考えるといいですね。

He wrote down every single word.
彼は一語一語を書き留めた。

I wrote down my observations.
私は私の観察を記録した。

You should write down what the teacher says.
あなたは先生の言うことを書き留めるべきだ。

意味その2 「(紙上で)書く」

二つめの意味は、「(紙上で)書く」です。「down」は身分や地位、評判などを下げる意味があるので、ここでは「悪く書く」「悪いほうにみなす」ニュアンスが含まれています。なお、「みなす」という意味で使う場合は、何であるとみなすのかを「as …」で表します。

They will write the politician down as a liar
彼らはその政治家をうそつきと書くつもりだ。

He wrote me down as lazy.
彼は私を怠け者とみなした。

We must not write a person down as a villain easily.
私たちは人を簡単に悪人とみなしてはいけない。

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