この記事では英語の熟語「as long as ...」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「~する限り」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「as long as ...」の意味や例文を見ていきます。

ライター/white_sugar

元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。

熟語「as long as ...」の意味は?

image by iStockphoto

実はas long asには等級比較、接続詞的な使い方、前置詞的な使い方と様々な用法があり、それぞれに意味が大きく異なります。

よって代表的な意味をズバリ!と定めることはちょっと難しいですね。

意味その1 「~と同じくらい長い」

一番最初に学校で学習するのが等級比較「~と同じくらい長い」ではないでしょうか。早速例文を見ていきましょう。

基本は例文1。例文2の書き換えのようにbe of the same lengthとすることも可能です。

例文3のように否定文にした場合にのみ「so long as」を使うことができます

1. To my surprise, His hair is as long as his sister's.
驚いたことに、彼の髪は彼のお姉さんと同じくらい長い。

2. This red rope is as long as that blue one.
=This red rope and that blue one are of the same length.
この赤いロープはあの青いのと同じ長さだ。

3. My pencil is not as long as yours.
=My pencil is not so long as yours.
私の鉛筆はあなたのものほど長くはない。

意味その2 「~する間は、~しているうちはずっと」

接続詞的な用法のうちの一つに、時間を表すものがあります。「~しているのと同じくらいの長さの間は」とこじつけて考えてもいいでしょう。

この場合は時を表す接続詞のwhileと書き換えることが可能です。

1.The mother stayed up as long as her poor daughter had a cough.
その母親は、可哀想な娘が咳をしているうちはずっと起きていた。

2. She can't even go shopping as long as her mother in low stays.
=She can't even go shopping while her mother in low stays.
彼女は姑の滞在中は買い物に行くことさえできない。

\次のページで「意味その3「~する限りは」」を解説!/

意味その3「~する限りは」

同じ接続詞的な用法ですが、「~する限りは」という条件を表します。

例文2のようにifで書き換えることが可能です。

as long asの後に否定文が続き、「~しない限りは」となる場合には接続詞unlessを使って書き換えることもできます(例文3)。

なお、この用法では否定文でなくともso long asとすることも可能です。

1. I love you as long as I live.
生きている限り、君のことを愛するよ。

2. I'll take you anywhere you want as long as you are a good boy.
=I'll take you anywhere you want if you are a good boy.
いい子にしているならどこだって好きなところに連れて行ってやるぞ。

3. I'll stay here as long as you don't look into this room.
=I'll stay here unless you look into this room.
あなたがこの部屋をのぞかない限りは、私はここにいます。

意味その4「~もの(長い)間」

前置詞的な使い方で、直後には年月を表す名詞のまとまりを置きます。ただ、例文1のように長期間(長時間)を表現する傾向が強いため、期間を表す前置詞forを伴うことも。

前置詞+前置詞は文法上正しくないとされますが、「from here to the station」のように意味を強調するために重ね使いをすることもありますので、そこは飲み込んでしまいましょう。

この用法ではso long asの書き換えは絶対にできません。

 He went missing for as long as five years and turned back suddenly.
彼は5年間もの間行方不明になったのに、突然戻ってきた。

「as far as...」との違い

「as far as…」は「範囲」を表します。「as long as...」と混同する人が多い原因はどちらも「~する限り」と訳されることが多いためでしょう。

「as long as…」の場合はifやunlessと言い換えができました。つまり同じ「~する限り」であっても「もし~すれば/しなければ」と言い換えられるなら「as long as…」です。

\次のページで「熟語「as long as…」を使いこなそう」を解説!/

1. As far as I know, he is single.
私が知る限りでは、彼は独身だぞ。

2.Mary has never been New York as far as I remember.
私の記憶の範囲では、メアリーはニューヨークに行ったことがない。

熟語「as long as…」を使いこなそう

この記事では熟語「as long as…」の複数の意味や、それぞれに応じた言い換え、間違いやすい熟語についてお話ししました。意外な落とし穴になりやすい反面、使いこなせるとちょっと格好いいですよ。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「as long as …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「as long as …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「as long as …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「~する限り」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「as long as …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/white_sugar

元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。

熟語「as long as …」の意味は?

image by iStockphoto

実はas long asには等級比較、接続詞的な使い方、前置詞的な使い方と様々な用法があり、それぞれに意味が大きく異なります。

よって代表的な意味をズバリ!と定めることはちょっと難しいですね。

意味その1 「~と同じくらい長い」

一番最初に学校で学習するのが等級比較「~と同じくらい長い」ではないでしょうか。早速例文を見ていきましょう。

基本は例文1。例文2の書き換えのようにbe of the same lengthとすることも可能です。

例文3のように否定文にした場合にのみ「so long as」を使うことができます

1. To my surprise, His hair is as long as his sister’s.
驚いたことに、彼の髪は彼のお姉さんと同じくらい長い。

2. This red rope is as long as that blue one.
=This red rope and that blue one are of the same length.
この赤いロープはあの青いのと同じ長さだ。

3. My pencil is not as long as yours.
=My pencil is not so long as yours.
私の鉛筆はあなたのものほど長くはない。

意味その2 「~する間は、~しているうちはずっと」

接続詞的な用法のうちの一つに、時間を表すものがあります。「~しているのと同じくらいの長さの間は」とこじつけて考えてもいいでしょう。

この場合は時を表す接続詞のwhileと書き換えることが可能です。

1.The mother stayed up as long as her poor daughter had a cough.
その母親は、可哀想な娘が咳をしているうちはずっと起きていた。

2. She can’t even go shopping as long as her mother in low stays.
=She can’t even go shopping while her mother in low stays.
彼女は姑の滞在中は買い物に行くことさえできない。

\次のページで「意味その3「~する限りは」」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: