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漫画キングダムのモデル「始皇帝」を現役東大生がわかりやすく解説!本当の姿とは?

始皇帝が作った中国の仕組みその2「価値の統一」

始皇帝が作った中国の仕組みその2「価値の統一」

image by Study-Z編集部

始皇帝はいろいろな物事を1つにまとめた人物とも言えます。まず前の時代では分かれていた通貨を1つの貨幣にまとめることで商業の発達につながりました。さらに、度量衡の単位も統一しています。度量衡とは長さ、体積、重さのことで、それを測るます、はかり、ものさしをのことです。そのほか始皇帝は文字も統一しています。

中国という大きな国では今までいろいろな物事が分かれていたので、混乱が起こっていろいろな国が割拠し戦争が起きてしまうという状態でしたが、一つに統一することで齟齬がなくなりますよね。始皇帝はそういう意味で先進的なことをした人物と言えるでしょう。始皇帝の施策は現代でも参考になるところがあるものだった、と桜木先生は言っています。

始皇帝とホリエモンの共通点とは?

始皇帝とホリエモンの共通点とは?

image by Study-Z編集部

始皇帝の悪名を高くしているのが、実用書以外の儒学などの書物を焼き、儒学者を含む学者を生き埋めにした「焚書坑儒」ですが、これはマスコミのコントロールだったと桜木先生は言っています。

「焚書坑儒」は非常に悪いこととして描かれていますが、当時は儒学者が文字を書いて本を残す人たちだったので、その儒学者をどのようにコントロールするかが広い中国を治めるために必要でした。そのため、本を焼いて批判的な学者を生き埋めするという施策は、実際は儒学者をコントロールするための手段だったのです。

始皇帝の時代がもっと続けば、儒学者たちに負けることなくこの情報をコントロールできたはずだったのですが、儒学者のほうが人数が多くてその後の時代も生き残ったために、それらの儒学者によって「焚書坑儒」が非常に悪いこととして広められた、つまり始皇帝はマスコミとの戦いに敗れたという見方もできますね。そのため、ホリエモンがフジテレビや新聞と戦って悪者にされたのと全く同じことが始皇帝にも起きた、と桜木先生は言っています。

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ホリエモンはマスコミとの戦いに失敗しちゃったけど、今はSNSを使って自分で発信するようにしたら、マスコミのコントロールに負けなくなってるじゃん。

死の原因は水銀?

死の原因は水銀?

image by Study-Z編集部

当時の秦国では水銀は完ぺきな物体であると信じられていて、これをのめば不老不死になると言われていました。始皇帝は、自分が絶対的な権力を握ってそれで国を統一できているというこの状態を維持したい、そのために不老不死になりたいと考えて、水俣病の原因になった毒性が強いことで知られている水銀を飲みすぎて水銀中毒で亡くなったそうです。

秦国の制度自体はそのあとの時代の人たちも真似したくらい完ぺきなものだったのですが、自分が不老不死になれると信じて2代目3代目をしっかり育てなかったので、彼の死後すぐに国が滅びるという結果になってしまいましたね。

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不老不死になれていたら、今でも秦国は残っていただろう。いやあ始皇帝って魅力的な人物だね!やっぱり中国史上で最も偉大な政治家と言っていいと思う。

歴史上の人物のイメージは後から作られる!

YouTube「ドラゴン桜チャンネル」から、【始皇帝の本当の姿】についてお届けしました。

漫画キングダムのモデルとなった始皇帝について見てきましたが、いろいろと興味深い事実がわかりましたね。このような事を理解したうえでキングダムを読むとまた面白いかもしれません。

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