【英語】1分でわかる!「try ○○ing」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語
端的に言えばこの熟語の意味は「試しに~してみる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「try ○○ing」の意味や例文を見ていきます。
ライター/white_sugar
元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。
熟語「try ○○ing」の意味は?
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tryには様々な意味がありますが、中でも基本的な「試す、試みる」に関する熟語です。
多くの動詞は直後に不定詞と動名詞、どちらを使っても同じような意味になりますが、tryは注意が必要(後述)。
まずはtry 〇〇ingからしっかりと押さえていきましょう。
意味その1 「試しに〇〇してみる」
tryの後ろに動名詞を使用すると、既遂あるいは行動に着手するのが前提となります。
わかりやすいのは例文1ですね。とりあえず彼女が作ったケーキを口にしているわけですから。
例文2や例文3はまだ実行していませんが、とりあえず行動に移すことを前提にしています。
1. I tried eating her cake, but I didn’t like it.
彼女のケーキを試しに食べてみたんだけど、口に合わなかったよ。
2. Oh, does it taste bitter? Why don’t you try adding honey?
あら、苦いかしら。はちみつを加えてみたらどう?
3. May I try driving this car?
この車に試乗してもいいですか?
「try to 〇〇」との違い
「try to 〇〇」は「~しようとする」という意味。
よく不定詞は未来志向、動名詞は過去志向とも言われます。tryに関しても同様です。to〇〇の内容はまだ着手していない、あるいは実際にその行動をしたかが不明だとされています。
それも間違いではありませんが、try to〇〇の場合には「努力をして」という意味が強く現れるのが大きな違いでしょう。
例文1を先ほどの例文と比較するとわかりやすいです。こちらは食べようと努力をしたのですが、どうしても口にできなかったという状況が伝わってきます。
例文2では、「僕」は軽々と自転車に乗っているのに対し、妹の方は一生懸命に自転車に乗る練習をしている情景が浮かぶ、そんな違いです。
1. I tried to eat her cake, but I could’nt.
私は彼女のケーキを食べようとしたが、無理だった。
2. My sister tried to ride a bike when she saw me try riging one.
僕が試しに自転車に乗ってみたら、それを見た妹が自転車に乗ろうとした。
3. You must try to get up early.
あなたは早起きするように(努力)しなくては。
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