英語速攻攻略を目指す!「分詞構文」を現役英語講師がわかりやすく解説
分詞構文は一見すると難解のようですが、その作り方の仕組みを理解すると、あっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「英語 分詞構文」の攻略ポイントを確認していきます。
ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「分詞構文」とは?
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「分詞構文」とは、副詞節を簡略化したものです。
接続詞や主語を省略し、動詞を現在分詞に変化させることで文を短くします。
副詞節を分詞構文に書き換えるのは、ルールさえ覚えれば比較的容易な作業です。
しかしながら、分詞構文を訳したり、元の副詞節に戻すのにはコツと慣れが必要になります。
それは、省略された接続詞を補ってあげなければならないからです。
「分詞構文」の作り方・基本編
「分詞構文」の作り方は、以下の3ステップからなります。
1.接続詞を省略する
2.主語を省略する
3.動詞を現在分詞にする
いくつかの例文で確認してみましょう。
When he saw me, he ran away at once.
→ Seeing me, he ran away at once.
私の姿を見ると、彼はすぐに逃げ出した。
As I had met the man before, I knew his name.
→ Having met the man before, I knew his name.
以前にその男に会っていたので、私は彼の名前を知っていた。
「分詞構文」の作り方・応用編1
基本編でご紹介した3ステップには、注意事項があります。
1.接続詞 → あえて残すこともある
2.主語 → 主節と異なる場合は省略不可
3.動詞 → 時制が主節と異なる場合は完了形に
1に関してですが、接続詞をあえて残すのは誤解を生じにくくさせるためです。
2のようなものを「独立分詞構文」と呼ぶ場合があります。
では、これらもそれぞれ例文で確認しておきましょう。
Though she lives in America, she can’t speak English.
→ Though living in America, she can’t speak English.
アメリカに住んではいるが、彼女は英語が話せない。
If all other things are equal, I will follow you.
→ All other things being equal, I will follow you.
他の条件がすべて同じなら、私はあなたに従うよ。
As he had spent all the money, he couldn’t buy it.
→ Having spent all the money, he couldn’t buy it.
すべてのお金を使い果たしていたので、彼はそれを買えなかった。
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