タンパク質と生物体の機能理科生物

5分でわかる副腎皮質刺激ホルモン!現役講師が簡単解説!

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また、副腎皮質刺激ホルモンは身体がストレスを受けた時にも増加。糖質コルチコイドなどの副腎皮質ホルモンの分泌増は、ストレスに対する防御機構のひとつであると考えられています。

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なお、副腎皮質から分泌されるホルモンはコルチコイドとよばれるため、副腎皮質刺激ホルモンにはコルチコトロピン(corticotropin)という別名もある。医薬品としてはこの名称が使われていることもあるぞ。

副腎皮質刺激ホルモンの分泌量調節

ホルモンによる体内の調節はとても繊細なもの。微妙な分泌量を正確に調節できなければ、あっというまに体調不良に陥ってしまいます。副腎皮質刺激ホルモンはどのようにして分泌量が調節されているのでしょうか?

副腎皮質刺激ホルモンの分泌促進

副腎皮質刺激ホルモンの分泌は、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンというホルモンによって刺激されます。副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは脳下垂体のすぐ上にある間脳の視床下部から分泌されるホルモンです。

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの分泌によって副腎皮質刺激ホルモンの分泌量が増え、それによって副腎皮質ホルモン分泌が促進される…まるで刺激をバトンパスしていくような仕組みといえるでしょう。

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ホルモンの分泌が別のホルモンによって刺激されるという事例はよくあるので、しっかり意識しておこう。副腎皮質刺激ホルモンと同じく脳下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンも、同じような調節機構だぞ。

副腎皮質刺激ホルモンの分泌抑制

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され続ける限り、副腎皮質刺激ホルモンも分泌が促され、副腎皮質ホルモンが増えていきます。このシステムを抑制するのは、バトンリレーの最終ランナーである副腎皮質ホルモンです。

血中の副腎皮質ホルモン、とくに糖質コルチコイドの量が増えすぎると、それが刺激となって副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンと副腎皮質刺激ホルモンの分泌を抑制します。

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yu_onozuka