英語速攻攻略を目指す!「知覚動詞」を現役英語講師がわかりやすく解説
知覚動詞とは「見る」「聞く」など人間の五感に関する動詞ですが、その後に続く「原形不定詞」や「分詞」の使い方に着目すれば、あっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「知覚動詞」の攻略ポイントを確認していきます。
ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「知覚動詞」を用いた構文とは?
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「知覚動詞」とは、「見る」「聞く」「感じる」といった人間の五感と深い関係のある動詞です。
英語でいえば、「see」「hear」「feel」のように比較的平易なものが
では、なぜ英文法を学ぶときに「知覚動詞」がクローズアップされるのでしょうか。
それは、「知覚動詞」が第5文型(SVOC)という英語学習者にとって、やっかいな文型を形成するからです。
しかし、この文型は仕組みさえ理解してしまえば、何も恐れるに足りません。
「原形不定詞」を用いた知覚動詞の構文
「知覚動詞」は直後に目的語(O)を従え、さらにその後に補語(C)を必要とします。
そして、このとき補語の候補の一番手に挙がるのが、「原形不定詞」です。
「原形不定詞」とは、「to」のない不定詞のことをいいます。
では、早速その用法を以下の例文で確認してみましょう。
Tom heard someone call his name at the door.
トムは、誰かがドアのところで自分の名前を呼ぶのを聞いた。
上の例文で、知覚動詞の過去形「heard」の目的語(O)は「someone」で、補語(C)は原形不定詞の「call」です。
そして、このOとCの間には主語・述語の関係が成立します。
このことを次の例文で分かりやすく表してみましょう。
Someone called his name at the door.
誰かが、ドアのところで彼の名前を呼んだ。
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