3分で簡単にわかる「アルカリ土類金属」!元素の特性や炎色反応も元家庭教師がわかりやすく解説
2.花火に欠かせない、ストロンチウムSr
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アルカリ土類金属の中でちょっと影が薄いストロンチウム。柔らかく、銀白色をしていますが空気と触れると表面が黄色くなります。ストロンチウムと言う名前はストロンチウムを含む鉱石、ストロンチアン石の産地であるスコットランドのストロンチアンに由来しているそうです。
放射性のストロンチウム90はカルシウムと性質が似ているため、体内に入ると骨に集められてしまいます。その結果、白血病などの重い病の原因となってしまうのです。一方、その同位体であるストロンチウム89はがんによる痛みを和らげるとして治療薬となっています。
また、ストロンチウムには燃えるときにきれいな深赤色を示す性質があるのです。そのため、花火や発煙筒に含まれています。この炎色反応についてはのちほど説明しますね。
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3.X線を通さないバリウムBa
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金属としては軽めのアルカリ土類金属。しかし、アルカリ土類金属の中では重いと言うことでバリウムはギリシャ語で「重い」と言う意味するbarysが語源となっています。バリウムはカルシウムやストロンチウムよりも反応性が高く、水和物を形成。単体では銀白色の金属ですが、空気中では徐々に酸化されて白っぽくなってしまいます。
健康診断でおなじみのバリウム。X線を通さないことから硫酸バリウムBaSO4は消化器系のX線写真で造影剤として使われています。ゲップが出る、飲むのがつらいと言った話をよく聞きますね。しかし実はバリウム塩には毒性があり神経系に影響を与えます。そのためバリウム塩は劇物に指定されているのです。
4.ノーベル賞つながったにラジウムRa
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キュリー夫妻が発見したラジウムは放射性元素です。そのため、もともとは放射線治療によく用いられていました。名前の由来はラテン語で光を放つものを意味する「radius」です。なお、ラジウムの発見と研究が夫妻のノーベル物理学、そして夫人のノーベル化学賞受賞へとつながりました。
ラジウムには自然発光性という性質があり、時計の夜光塗料として使われていたことがあります。しかし放射能を持つラジウムは体に悪影響を与え、時計を作っていた工場ではラジウムが原因と思われる病気が蔓延しました。
その一方、実はラジウムは温泉に含まれているます。ラドン温泉といわれる温泉に含まれており、ホルミシス効果(微量であれば有害な放射線も良い作用を起こすという効果)があると言われているのです。
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炎色反応で確認するアルカリ土類金属
夏の夜を彩る花火。花火がいろんな色をしているのはストロンチウムの説明に出てきた炎色反応のおかげなのです。炎色反応とは一部の金属で見られる炎の中で特有の色を示すことで、金属元素の定性分析(どんな成分が含まれているか確認する分析)にも使われています。アルカリ土類金属が炎色反応で示すのは以下の色です。
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