この記事では英語の熟語「be in trouble」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「困っている」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外居住経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「be in trouble」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど海外在住経験は8年以上で、三ヶ国語を操る。日常会話での表現を得意とする。

熟語「be in trouble」の意味は?

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「trouble」は心配や悩み、苦難や不幸のこと、またはその元となる事柄を指します。そういった事柄の中にいる(in trouble)ということは、問題のある状況にいるということですね。

意味その1 「困って」

「be in trouble」は「困っている」「難渋している」という意味で使われます。財布を落としてしまった、怪我をして働けないなど、事故や災難など何らかの不幸に遭って困難に直面している、助けを必要としているといった状態にあることですね。

Our family is in financial trouble.
我が家は財政難に陥っている。

Could you help me? I'm in trouble.
助けてもらえないかな。困ってるんだ。

He sorted things out for me when I was in trouble.
私が困っていたとき彼が助けてくれた。

意味その2 「もめている」

人間関係のトラブルにも「be in trouble」を使いますよ。人ともめ事になっている時や、そうなりそうな時「in trouble with (人) 」で「(人)ともめる」で表現できます。ある行いや出来事により誰かを怒らせてしまったり叱られてしまうという状況で使うことが多いです。

I'm in trouble with her at the moment.
今彼女ともめてるんだ。

You broke Mom's favorite cup? Oh, you're in trouble!
ママのお気に入りのカップ壊しちゃったの?怒られるよ!

Unless you apologize soon, you'll be in big trouble.
きみがすぐに謝らないと、大変なもめ事になるぞ。

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意味その3 「処罰されて」

罪を犯して警察につかまったり、処罰されたりという場合も「be in trouble」が使えます。「trouble」には「警察沙汰になる」という意味もあるようですね。

That man has been in trouble with the police when he was young.
あの男は若い時に警察沙汰になったことがある。

He's not the kind of guy who would be in trouble with the police.
彼は警察のお世話になるような人物ではない。

Don't do anything that is illegal if you don't want to be in trouble.
捕まるようなことになりたくなければ、法を犯さないことだ。

「trouble」を使った表現いろいろ

「be in trouble」は問題の渦中にいる状態ですが、問題に巻き込まれる場合、逆に抜け出す場合にどう表現できるか見てみましょう。

関連した表現:「get into trouble」

「into」を「in」の変わりに使って「get into trouble」とすると「問題に巻き込まれる」という表現になりますよ。「I get into trouble」で「私がトラブルに巻き込まれる」ですが、「I get you into trouble」だと「私があなたをトラブルに巻き込む」です。

Sorry, I'm late. I got into trouble on the way.
遅れてごめん。途中で面倒に巻き込まれちゃって。

You should stay out of this matter. I don't want to get you into trouble.
きみはこの件に関わらない方がいい。きみを問題に巻き込みたくないから。

Please be careful and don't get yourself into trouble.
トラブルに巻き込まれないように気をつけてね。

\次のページで「関連した表現:「out of trouble」」を解説!/

関連した表現:「out of trouble」

「in」の反対は「out」ですが、「out」を使い「out of trouble」というとトラブルから抜け出す、巻き込まれないようにするといった表現ができます。「get out of trouble」で「困った状況から抜け出す」、「stay out of trouble」で「トラブルに巻き込まれない」です。

I thank you for getting me out of trouble.
困っているところを助けてくれてありがとう。

I don't think we can get out of this trouble easily.
この問題からは簡単に抜け出せそうにない。

I hope she will stay out of trouble.
彼女が面倒なことにに関わらなければいいけど。

熟語「be in trouble」を使いこなそう

この記事では熟語「be in trouble」の使用例や、「trouble」を使った他の表現を説明しました。特にその1、その2の意味は会話などでもとてもよく使いますよ。前置詞を変えることによって困りごとが起きる前なのか後なのかも簡単に表せます。困ったときに助けを求めるためにも、ぜひ使いこなせるようになりたいですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be in trouble」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

意味その3 「処罰されて」

罪を犯して警察につかまったり、処罰されたりという場合も「be in trouble」が使えます。「trouble」には「警察沙汰になる」という意味もあるようですね。

That man has been in trouble with the police when he was young.
あの男は若い時に警察沙汰になったことがある。

He’s not the kind of guy who would be in trouble with the police.
彼は警察のお世話になるような人物ではない。

Don’t do anything that is illegal if you don’t want to be in trouble.
捕まるようなことになりたくなければ、法を犯さないことだ。

「trouble」を使った表現いろいろ

「be in trouble」は問題の渦中にいる状態ですが、問題に巻き込まれる場合、逆に抜け出す場合にどう表現できるか見てみましょう。

関連した表現:「get into trouble」

「into」を「in」の変わりに使って「get into trouble」とすると「問題に巻き込まれる」という表現になりますよ。「I get into trouble」で「私がトラブルに巻き込まれる」ですが、「I get you into trouble」だと「私があなたをトラブルに巻き込む」です。

Sorry, I’m late. I got into trouble on the way.
遅れてごめん。途中で面倒に巻き込まれちゃって。

You should stay out of this matter. I don’t want to get you into trouble.
きみはこの件に関わらない方がいい。きみを問題に巻き込みたくないから。

Please be careful and don’t get yourself into trouble.
トラブルに巻き込まれないように気をつけてね。

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