化学

「溶解」ってどんな現象?化学好き主婦が身近な例でわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。

「溶解」という単語は理科ではおなじみの単語だ。生活の中でも、紅茶に砂糖を溶かすことは容易にイメージできるだろう。
溶解しているとはどのような現象か、ここで改めて理解しておこう。

薬学部出身の主婦ライターarpeggioと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Study-Z編集部

高校2年生でようやく理系の勉強に着手して以来、特に化学の面白さの虜になり、薬学部へ。最近は学術業務を続ける傍ら、自分の子どもやその友達と、身近なものを使った実験を楽しんでいる。

1. 溶解の定義

image by iStockphoto

今回のキーワード「溶解(ようかい)」について、辞書における言葉の定義を見てみましょう。

1. とけること。とかすこと。

2. 物質が液体中にとけて均一な液体となる現象。

                 ー広辞苑

気、液、または固体が液体に混合されたとき、均一の液相を形成する現象をいう。

                 ―森北出版 化学辞典

気体、液体、固体の物質(溶質)が他の液体や固体の物質(溶媒)に混合し均一な相を形成する現象。普通、物質が液体に溶けて溶液をつくることをさす。

                 ―岩波 理化学辞典

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ちなみに、融解固体そのものが液体になること(例:氷が解けて水になる、鉄が高温でとけて液体になる場合など)なので、用語をしっかり区別して覚えておこう。

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