この記事では英語の熟語「be ready to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…する準備が出来ている」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「be ready to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「be ready to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「be ready to 〇〇」には、「…する準備が出来ている」や「…する傾向がある」などの意味があります。それぞれの違いや意味、使い方、例文などについて、詳しく見ていきましょう。

意味その1 「…する準備が出来ている」

一つめは、「…する準備が出来ている」という意味です。ここでの ready は形容詞としての「準備できている状態である」という意味合いから「…する準備が出来ている」「いつでも…できる」となります。なお、主語は人に限らず、ものが主語になることもありますよ。

Are you ready to go with me?
あなたは私一緒に行く準備ができていますか。

He was ready to cry.
彼は今にも泣き出しそうだった。

The bridge is ready to fall.
その橋は今にも落ちそうだ。

意味その2 「…する傾向がある」

二つめは、「…する傾向がある」という意味です。もともと「準備ができている」という意味なので、「いつでも…できる状態」という意味合いから「…しがちである」「…する傾向がある」というにつながります。

He is too ready to make promises. 
彼は約束をしすぎる傾向がある。

She is ready to help others.
彼女は他人に世話をしがちである。

You are too ready to believe easily.
あなたは簡単に信じすぎる傾向がある。

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熟語「be ready to ○○」の言い換えや、似た表現は?

熟語「be ready to 〇〇」には、「be prepared to 〇〇」や「arrange to 〇〇」などの言い換えや似た表現があります。それぞれ少しずつ表し方や意味合いに違いがあるので、違いを確認してみましょう。

言い換え例:be prepared to 〇〇 を使った言い換え

まずは、「be prepared to 〇〇」を使った言い換えです。動詞 prepare は「準備する」という動作を表しますが、ここでは状態を表す形容詞 prepared を使っており「…する準備ができている」「…する覚悟ができている」という意味で使うことができます。

I am prepared to help you.
私はあなたを手伝う準備ができている。

We are prepared to prove it.
私たちはそれを証明する準備ができている。

I am prepared to make every possible effort.
私は可能な限りのあらゆる努力をする覚悟ができている。

似た表現例:arrange to ○○ を使った似た表現

次は、「arrange to ○○」を使った似た表現です。動詞 arrange には、「…する準備をする」という意味があります。動詞なので「準備をする」という動作を表すので、状態を表す「準備ができている状態」とは少し異なりますよ。とくに、前もって計画を立てたり手はずを整えたりするニュアンスがあります。

Tom arranges to go back to America.
トムはアメリカに戻る準備をしている。

Could you arrange to be here at seven?
7時にここにいるようにしていただけますか。

I will arrange to send them.
私はそれらを送る手配をしておきます。

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熟語「be ready to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「be ready to ○○」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。意味においては、「…する準備が出来ている」のほうがよく使われますが、「…する傾向がある」のほうも特別珍しい表現ではありません。

言い換えや似た表現で見てきたように、「準備できている状態である」という形容詞と「準備する」という意味の動詞は状況によって使い分けると幅広い表現につながります。

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" /> 【英語】1分でわかる!「be ready to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be ready to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「be ready to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…する準備が出来ている」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「be ready to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「be ready to ○○」の意味は?

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熟語「be ready to 〇〇」には、「…する準備が出来ている」や「…する傾向がある」などの意味があります。それぞれの違いや意味、使い方、例文などについて、詳しく見ていきましょう。

意味その1 「…する準備が出来ている」

一つめは、「…する準備が出来ている」という意味です。ここでの ready は形容詞としての「準備できている状態である」という意味合いから「…する準備が出来ている」「いつでも…できる」となります。なお、主語は人に限らず、ものが主語になることもありますよ。

Are you ready to go with me?
あなたは私一緒に行く準備ができていますか。

He was ready to cry.
彼は今にも泣き出しそうだった。

The bridge is ready to fall.
その橋は今にも落ちそうだ。

意味その2 「…する傾向がある」

二つめは、「…する傾向がある」という意味です。もともと「準備ができている」という意味なので、「いつでも…できる状態」という意味合いから「…しがちである」「…する傾向がある」というにつながります。

He is too ready to make promises. 
彼は約束をしすぎる傾向がある。

She is ready to help others.
彼女は他人に世話をしがちである。

You are too ready to believe easily.
あなたは簡単に信じすぎる傾向がある。

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