英語速攻攻略を目指す!「関係代名詞」「関係副詞」を現役英語講師がわかりやすく解説
「関係代名詞」と「関係副詞」の使い分けで悩んでいる人も多そうですが、ある点に注目するだけであっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「英語 関係代名詞 関係副詞」の攻略ポイントを確認していきます。
ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「関係代名詞」の用法とは?
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「関係代名詞」は、「he」や「they」といった代名詞に文と文をつなぐ接続詞のはたらきを持たせたものです。
したがって、もともとは代名詞なのですから主格・所有格・目的格といった格変化があります。
一見するとややこしいように思えますが、順を追って考えればさほど難しいわけではありません。
それでは、それぞれについて詳しくみていきましょう。
関係代名詞(主格・所有格・目的格)
関係代名詞には、以下のようなものがあります。(かっこ内は先行詞を表します)
主 格:who(人), which(人以外), that(両方とも)
所有格:whose(両方とも)
目的格:whom(人), which(人以外), that(両方とも)
では、早速例文で用法を確認していきましょう。
I know a man. + He speaks Spanish well.
→ I know a man who speaks Spanish well.
私は、スペイン語を上手に話す男を知っている。
I know a man. + His brother is a doctor.
→ I know a man whose brother is a doctor.
私は、兄弟が医者をしている男を知っている。
I know a man. + You met him yesterday.
→ I know a man whom you met yesterday.(= I know a man you met yesterday.)
私は、あなたが昨日会った男を知っている。
日本語の訳し方を見て分かるように、関係代名詞以下の文は直前の名詞(=先行詞)を修飾しています。
このように後ろから前の言葉にかかることを「後置修飾」といい、日本語とはまったく異なるポイントです。
また、三番目の例文のように目的格の関係代名詞は、原則省略することができます。
関係代名詞「what」
これまで見てきたもの以外にも、関係代名詞「what」というものが存在します。
こちらが他の関係代名詞と決定的に違うのは、先行詞を持たないところです。
それ自体に先行詞を含んでいるという考え方をします。
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