化学無機物質理科

リチウムイオン電池で話題のリチウムも含む「アルカリ金属」とは?その特徴と豊富な用途を未来の科学者ライターがわかりやすく解説!

アルカリ金属の水酸化物は強塩基性を示す

アルカリ金属の水酸化物は強い塩基性を示します。例えば水酸化ナトリウムと水酸化カリウムは、それぞれアルカリ金属であるナトリウムとカリウムの水酸化物ですが、どちらの水溶液も強い塩基性を示すのです。

各元素の特徴と利用

そんな似た性質を持つアルカリ金属ですが、それぞれ固有の特徴や用途を持っています。

リチウム

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「リチウム」と聞くと、電池を連想する人が多いでしょう。

ナトリウム

ナトリウムは、身近なところではナトリウムランプとして利用されています。

普段私達は、トンネルなどで、黄色く光っている「ナトリウムランプ」を目にすることがあるでしょう。ナトリウムランプは、排気ガス中の粉塵や煤煙などの影響を受けにくいので、トンネルの遠くまでよく見えるように、照明にはナトリウムランプが用いられているのです。

ナトリウムは、我々の身近な所で、化合物として存在します。数種類のナトリウム化合物と、その特徴・用途についてみていきましょう。

塩化ナトリウム(NaCl)

塩化ナトリウムは、別名で食塩とも呼ばれています。私達が日頃使っている塩や醤油などに含まれ、食事によって摂取することが多いです。取り込まれたナトリウムは、カリウムとともに神経伝達の一役を担うなど、生体内でも重要な役割を担っています。

炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)

炭酸水素ナトリウムは別名で重曹とも呼ばれ、掃除、洗濯、消臭など家事の現場で役に立っているのは知っていましたか?重曹は弱塩基性の物質なので、弱酸性の油汚れなどを中和によって落とすことができるのです。また、重曹は加熱すると熱分解によって二酸化炭素を放出するため発泡性がありますが、それも家事の現場で重宝される一つの所以であるといえるでしょう。

水酸化ナトリウム(NaOH)

最後は水酸化ナトリウムと言う物質で、これは小学校の理科でも出てくる有名なナトリウム化合物です。水酸化ナトリウムの水溶液は、強い塩基性を示す水溶液として有名ですが、その取り扱いには非常に注意しなければなりません。水酸化ナトリウムは目に少量入るだけでも失明してしまうほど危険な物質です。実験等で使う機会があれば、細心の注意を払って扱いましょう。

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