英語の勉強法

英語速攻攻略を目指す!「部分否定」を現役英語講師がわかりやすく解説

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では英文法の重要項目「部分否定」の概念について解説する。

部分否定の意味は「すべて…とはかぎらない」だが、一見複雑そうな訳し方のコツを理解すると、あっという間にマスターできるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んだ。一緒に「英語 部分否定」の攻略ポイントを確認していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「部分否定」の意味・用法とは?

image by iStockphoto

「英語 部分否定」は否定文の一種で、「all」「every …」「both …」といった「すべての」「両方の」という意味を持った言葉と「not」を組み合わせることで表します。

「部分否定」という名前が示しているとおり、全てを否定するわけではなく一部分だけを否定する表現です。主に「すべて…とはかぎらない」「両方とも…とはかぎらない」などと訳されます。

似たような表現に「全否定(完全否定、全体否定)」というものがあり、それとの区別をしっかりとつけられるかが「部分否定」マスターへのカギです。

「not all …」を用いた部分否定

英語の部分否定は、「not all …」を使用することで表せます。この場合、「すべて…ない」ではなく「すべて…とはかぎらない」と訳すのがポイントです。

言い換えれば、「…でないものもいる」という意味合い(ニュアンス)が含まれています。では、以下の例文で確認してみましょう。

Not all teenagers like the movie.
10代の若者全員が、その映画を好きというわけではない

Life is not all fun and games.
人生は、楽しいことや遊びばかりではない

That’s not all you forgot.
君が忘れているのは、それだけじゃないよ。

「not every …」を用いた部分否定

部分否定は、「not every …」を用いても表すことができます。こちらの訳し方は、「あらゆる…が~とはかぎらない」が基本です。

では、早速いくつかの例文で確認してみましょう。

Not every person is happy.
あらゆる人が幸せというわけではない

Every shoe fits not every foot.
どの靴も、みんなの足に合うわけではない。(=人それぞれには、個性があるものだ【諺】)

It doesn’t happen every day.
これは、毎日起こることではない。(=珍しいことである)

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