この記事では英語の熟語「all the time」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「いつでも」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「all the time」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「all the time」の意味は?

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熟語「all the time」の意味は「いつでも」や「その間中ずっと」です。日本語の「いつでも」には継続している意味合いと繰り返されている意味合いがあります。そのあたりに注目して意味の違いを見ていきましょう。

意味その1 「いつでも」

よく使われる意味として「いつでも」があります。この場合、主に繰り返されていたり習慣的であったりするニュアンスで使われるのが一般的です。否定文では「いつでも…ではない」という意味で、ずっと…しないままの状態を表します。

He is busy all the time.
彼はいつでも忙しい。

He isn't busy all the time.
彼はいつでも忙しくない。(いつも暇である)

She takes two kind of medicine all the time.
彼女はいつでも2種類の薬を飲んでいる。

意味その2 「その間中ずっと」

もう一つの意味は「その間中ずっと」です。一定の期間ずっと何かをし続けている状態で使われます。「その間中ずっと」の意味合いでありながら「いつでも」と表現することもありますが、意味の違いを分けて考えましょう。

The radio was on all the time.
ラジオはずっとついたままだった。

He remained silent all the time.
彼はその間中ずっと黙ったままだった。

I lay in bed all the time.
私はその間中ずっと寝ていた。

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熟語「all the time」の言い換えや、似た表現は?

「all the time」の言い換えの表現には、「always」「every time」があります。いずれも日本語では「いつも」と訳すことはできますが、ニュアンスの違いや使い方の違いがあるのでチェックしておきましょう。

言い換え例:alwaysを使った言い換え

「always」を使うと言い換えることができます。意味においては「all the time」と同じく「繰り返し」でも「継続的」でもどちらでも幅広く使われます

使い方は、頻度表す副詞としてbe動詞のうしろまたは一般動詞の前におくのが基本です。また、否定文になると「いつも…というわけではない」と部分否定の表現になります。

He is always busy.
彼はいつも忙しい。

He isn't always busy.
彼はいつも忙しいとは限らない。(忙しいときもある)

Loosers are always in the wrong.
勝てば官軍。(敗者はいつも間違ったほうの立場にある)

言い換え例:every timeを使った言い換え

もう一つは「every time」を使った言い換えです。「all the time」の「いつでも」のほうの意味と同じで「毎回」と訳されることが多くなっています。「every time」の場合は「time」の部分を時間ではなく「回数」と解釈するとピッタリです。

使い方は、副詞句として文末におかれることが多いのですが、接続詞として「…するときはいつも」という意味で使われることも知っておくといいですね。

The cat robot helps Nobita every time.
ネコ型ロボットは毎回ノビタを助ける。

She gets first place for the test every time.
彼女はいつでもテストで一番の成績をとる。

I remember you every time I see that.
私はそれを見るといつもあなたを思い出す。

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熟語「all the time」を使いこなそう

この記事では熟語「all the time」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。意味では、繰り返し行われたり習慣的な場合と一定期間継続する場合があるので、違いを知っておくといいですね。

また、使い方では、否定の文で「all the time」は全否定となり「always」は部分否定となるのがポイントです。ほかに「every time」には接続詞として使えることを合わせて覚えておくと役に立ちますよ。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「all the time」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – ページ 2 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「all the time」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

熟語「all the time」の言い換えや、似た表現は?

「all the time」の言い換えの表現には、「always」「every time」があります。いずれも日本語では「いつも」と訳すことはできますが、ニュアンスの違いや使い方の違いがあるのでチェックしておきましょう。

言い換え例:alwaysを使った言い換え

「always」を使うと言い換えることができます。意味においては「all the time」と同じく「繰り返し」でも「継続的」でもどちらでも幅広く使われます

使い方は、頻度表す副詞としてbe動詞のうしろまたは一般動詞の前におくのが基本です。また、否定文になると「いつも…というわけではない」と部分否定の表現になります。

He is always busy.
彼はいつも忙しい。

He isn’t always busy.
彼はいつも忙しいとは限らない。(忙しいときもある)

Loosers are always in the wrong.
勝てば官軍。(敗者はいつも間違ったほうの立場にある)

言い換え例:every timeを使った言い換え

もう一つは「every time」を使った言い換えです。「all the time」の「いつでも」のほうの意味と同じで「毎回」と訳されることが多くなっています。「every time」の場合は「time」の部分を時間ではなく「回数」と解釈するとピッタリです。

使い方は、副詞句として文末におかれることが多いのですが、接続詞として「…するときはいつも」という意味で使われることも知っておくといいですね。

The cat robot helps Nobita every time.
ネコ型ロボットは毎回ノビタを助ける。

She gets first place for the test every time.
彼女はいつでもテストで一番の成績をとる。

I remember you every time I see that.
私はそれを見るといつもあなたを思い出す。

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