【英語】大学入試センター試験の英語を現役塾講師がわかりやすく解説!高得点のための勉強法とは
リスニング問題
リスニング問題は、前半が短い対話文の選択問題、後半が長めの文章からの出題です。
第1問、第2問は、30語程度の対話文についての質問に4択で解答します。第3問Aは、約50語の対話文をもとにした4択の問題です。
第3問Bからは本文が長文になり、第3問Bは、150語前後の英文に対して質問に4択で答えます。第4問は200〜300語の長文が2題あり、同じく解答は4択です。
2019年度
第1問 6問 12点満点(対話文イラスト選択 6問×2点)
第2問 7問 14点満点(対話文応答完成 7問×2点)
第3問 6問 12点満点(A対話文質問 3問×2点、B対話長文質問 3問×2点)
第4問 6問 12点満点(A長文内容把握 3問×2点、B会話長文質問 3問×2点)
大学入試センター試験「英語」を攻略する
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センター試験の内容がわかったところで、ここからはセンター試験を解く上で注意すべき事項とセンター試験を受験するまでにやっておきたい勉強法について見ていきます。
解き方の注意点
まずは、センター試験の解き方の注意点について、確認しておきましょう。センター試験において、最も重要なことは時間配分です。第1問から順番に解き、終盤で雑に読んだり、本文も設問も読まずに無理やりすべてにマークした経験がある人もいるかもしれません。
大まかな目標としては、第1,2問を合わせて15分、第3問を15分、第4問15分、第5問15分、第6問15分を目安にしましょう。残った5分は第1,2問か第5問、第6問の語数の多い長文にあてるといいですね。
ただ、第1,2問で時間がかかってしまう人が多いようです。とくに第1,2問の途中までは1問2点、ここに時間をとられて後半の1問5点の問題をいいかげんにマークするのはもったいないですよね。とくに160点以上などの高得点を目指すなら、配点の高い問題は落とせません。第1,2問だけの時間をはかり、解くペースに慣れておくといいですね。
学習のポイント
次は、センター試験を迎えるまでの学習のポイントについて見ていきましょう。基本的に身につけておくことは、発音やアクセントの決まったルール、センター試験レベルの英単語や英熟語、5文型を含めたひと通りの英文法です。
英単語はほぼ全てがわかる状態で当日を迎えます。ということは、長文の中にわからない単語が10も20もある状態で練習する意味はないわけです。もし単語が十分でないなら、一刻も早く単語を暗記することですね。ここを妥協しての高得点はあり得ません。
前半で確認した通り、文法・語法問題は200点満点のうち20点です。しかし、文法の知識は、文法・語法問題だけでなく長文で正しい意味をつかむにも必要になります。長文では、とくに接続詞や分詞、関係詞などがポイントになることがありますよ。
最後に、センター演習をするときは、間に合わせるために雑に速く読むより間に合わなくても丁寧に読み続けて少しずつでも速くしていくことです。時間は間に合うが点数が伸びないなら、単語か文法か丁寧さが欠けていると考えられます。
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