この記事では英語の熟語「call for …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…を要求する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「call for …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「call for …」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「call for …」には「…を要求する」「求める」「迎えに行く」「取りに行く」などの意味があります。これらの意味を詳しく見ていきましょう。

意味その1 「…を要求する」

まずは「call for …」の「…を要求する」や「…を求める」といった意味です。「call for …」のあとには要求する物や人、能力、性質などが続きます。また、「あったらいいのにな」という弱い意味ではなく、「必要とする」「不可欠である」など強い意味合いです。

The job calls for good idea.
その仕事は優れた考えを要求する。

Suceess in life calls for effort.
人生における成功は努力を要する。

The big plan calls for a lot of money.
その計画はたくさんのお金を必要とする。

意味その2 「迎えに行く」

もう一つの意味は「迎えに行く」「取りに行く」です。「call(呼ぶ)」と「for(…を求めて)」というもとの意味から「求めて呼ぶ」「呼びに行く」というニュアンスがあります。こちらも「求めてはいるがどうなるかわからない」場合よりも、求めた人を迎えに行くのが確実な状況に使われますよ。

I'll call for you at six.
私は6時にあなたを迎えにいく。

Let's call for him.
彼を誘いましょう。

I will call for it tomorrow.
私は明日それを取りに行くつもりだ。

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熟語「call for …」の言い換えや、似た表現は?

熟語「call for …」の「…を要求する」という意味における言い換えの表現には、「demand」「require」があります。使い方やニュアンスの違いを見ていきましょう。

言い換え例:demandを使った言い換え

言い換えの表現の一つは「demand」です。権利や権威を持って命令的に強く要求するニュアンスがあり、「…を要求する」「詰問する」という意味があります。「demand」のあとには、名詞・不定詞(to do)・that節などを目的語としておくことができますよ。

I will demand an apology from him.
私は彼に謝罪を求めるつもりだ。

He demanded that I should go.
彼は私に行くよう要求した。

The policeman demanded my name and adress.
その警官は私の名前や住所を詰問した。

言い換え例:requireを使った言い換え

「require」を使って言い換えることもできます。意味は「…を要求する」「命ずる」があり、「当然必要なこととして要求する」というニュアンスがありますよ。

使い方は、「demand」と同じく、「require」のうしろに名詞・不定詞(to do)・that節などを目的語としておくことができます。不定詞の場合は、「require + 人 + to …(人に…するよう要求する)」という表現も可能です。

They required payment.
彼らは支払いを求めた。

The regulations require that all the students carry their ID cards.
校則は生徒全員が生徒手帳を持ち歩くよう求めている。

He reqires me to work harder.
彼は私にもっと一所懸命働くよう要求する。

\次のページで「熟語「call for …」を使いこなそう」を解説!/

熟語「call for …」を使いこなそう

この記事では熟語「call for …」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。「…を要求する」でも「…を迎えに行く」でも不確定な状況ではなく確実的な状況で使う表現です。

言い換えの表現の「demand」「require」ともに「強く要求する」意味合いがあり、使い方は目的語に名詞だけでなく不定詞やthat節をとることもあります。「require + 人 + to …(人に…するよう要求する)」も知っておくと幅広い表現につながりますね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「call for …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「call for …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「call for …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…を要求する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「call for …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「call for …」の意味は?

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熟語「call for …」には「…を要求する」「求める」「迎えに行く」「取りに行く」などの意味があります。これらの意味を詳しく見ていきましょう。

意味その1 「…を要求する」

まずは「call for …」の「…を要求する」や「…を求める」といった意味です。「call for …」のあとには要求する物や人、能力、性質などが続きます。また、「あったらいいのにな」という弱い意味ではなく、「必要とする」「不可欠である」など強い意味合いです。

The job calls for good idea.
その仕事は優れた考えを要求する。

Suceess in life calls for effort.
人生における成功は努力を要する。

The big plan calls for a lot of money.
その計画はたくさんのお金を必要とする。

意味その2 「迎えに行く」

もう一つの意味は「迎えに行く」「取りに行く」です。「call(呼ぶ)」と「for(…を求めて)」というもとの意味から「求めて呼ぶ」「呼びに行く」というニュアンスがあります。こちらも「求めてはいるがどうなるかわからない」場合よりも、求めた人を迎えに行くのが確実な状況に使われますよ。

I’ll call for you at six.
私は6時にあなたを迎えにいく。

Let’s call for him.
彼を誘いましょう。

I will call for it tomorrow.
私は明日それを取りに行くつもりだ。

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