この記事では英語の熟語「present A with B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AにBを授与[贈呈]する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「present A with B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「present A with B」の意味は?

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熟語「present A with B」には、「AにBを授与[贈呈]する」や「AにBを提供する」という意味があります。どちらも文中での使い方は同じですが、意味合いが少し違ってくるので確認しておきましょう。

意味その1 「AにBを授与[贈呈]する」

一つめは、「AにBを授与[贈呈]する」という意味です。動詞 present は「授与する、贈呈する」という意味で、「present A with B」の A には人や団体、 B は物や言葉が当てはまりますよ。ちょっとしたものをあげるという感覚ではなく、正式に贈るときに使う表現です。

また、「present B to A」という形で使うこともできます。

He presented me with his book.
彼は彼の自著を私に贈呈した。

I will present you with my favorite words.
私はあなたにわたの好きな言葉を贈るつもりです。

They presented a gift to the scool in the disaster area.
彼らは被災地にある学校に贈り物をした。

意味その2 「AにBを提供する」

二つめの意味は、「AにBを提供する」です。この場合の「present A with B」は、相手に渡すものは機会や可能性などで、「(物事が)A(人)に B(機会や可能性など)を提供する、与える」という文章になります。

The typhoon presented us with a problem.
その台風は私たちに一つの問題を与えた。

The cultural festival presented him with a new challenge.
その文化祭が彼に新しい課題を提供した。

That presented her with an opportunity to excuse herself.
それが彼女に弁明の機会を与えた。

\次のページで「熟語「present A with B」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「present A with B」の言い換えや、似た表現は?

熟語「present A with B」には、「give A B」や「award B to A」などの言い換えの表現があります。いずれもほぼ同じ意味合いがありますが、使う場面や贈るものなどに違いがありますよ。詳しく見ていきましょう。

言い換え例:give A B を使った言い換え

まずは、「give A B」を使った言い換えです。give は「あげる、与える」という意味では最も一般的ですが、上から目線のイメージを持つこともあります。「A(人など)にB(ものなど)を贈る、あげる、与える」という意味で、文型でいうとSVOOの第4文型ですね。「give B to A」で言い換えできます。

I gave my sister a birthday cake.
私は妹に誕生ケーキをあげた。

Could you give me a response?
私に回答をいただけませんか。

He gives water to flowers every day.
彼は毎日花に水をあげる。

言い換え例:award B to A を使った言い換え

次は、「award B to A」を使った言い換えです。意味は「B(賞などを)A(人に)授与する、与える」であり、とくに政府や団体などが賞を審査などの上で授与する場合に使われます。「award A B」で言い換えることができますよ。また、受動態で表現することもできます。

The government awarded a distinction to them.
政府は彼らに勲章を授与した。

University awarded a scholarship to me.
大学は私に奨学金を与えた。

Nobel prize for literature was awarded to Yasunari Kawabata.
ノーベル文学賞が川端康成に授与された。

\次のページで「熟語「present A with B」を使いこなそう」を解説!/

熟語「present A with B」を使いこなそう

この記事では熟語「present A with B」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。意味においては、物や言葉を贈る「授与する、贈呈する」、機会や可能性を与える「提供する、与える」がありました。

言い換えの表現では、「give A B」は比較的柔らかい場面で使われ、「award B to A」のほうは贈るものに特徴があったことを覚えておくといいですね。

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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「present A with B」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「present A with B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AにBを授与[贈呈]する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「present A with B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「present A with B」の意味は?

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熟語「present A with B」には、「AにBを授与[贈呈]する」や「AにBを提供する」という意味があります。どちらも文中での使い方は同じですが、意味合いが少し違ってくるので確認しておきましょう。

意味その1 「AにBを授与[贈呈]する」

一つめは、「AにBを授与[贈呈]する」という意味です。動詞 present は「授与する、贈呈する」という意味で、「present A with B」の A には人や団体、 B は物や言葉が当てはまりますよ。ちょっとしたものをあげるという感覚ではなく、正式に贈るときに使う表現です。

また、「present B to A」という形で使うこともできます。

He presented me with his book.
彼は彼の自著を私に贈呈した。

I will present you with my favorite words.
私はあなたにわたの好きな言葉を贈るつもりです。

They presented a gift to the scool in the disaster area.
彼らは被災地にある学校に贈り物をした。

意味その2 「AにBを提供する」

二つめの意味は、「AにBを提供する」です。この場合の「present A with B」は、相手に渡すものは機会や可能性などで、「(物事が)A(人)に B(機会や可能性など)を提供する、与える」という文章になります。

The typhoon presented us with a problem.
その台風は私たちに一つの問題を与えた。

The cultural festival presented him with a new challenge.
その文化祭が彼に新しい課題を提供した。

That presented her with an opportunity to excuse herself.
それが彼女に弁明の機会を与えた。

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