この記事では英語の熟語「might have(過去分詞)」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vしたかもしれない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「might have(過去分詞)」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「might have(過去分詞)」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「might have(過去分詞)」には、「Vしたかもしれない」や「Vしてくれてもよかったのに」という意味があります。なお、might は may の過去形でありながら現在として訳すので、have + 過去分詞の完了形の部分が過去の意味を表していることに注意が必要です。

意味その1 「Vしたかもしれない」

一つめの意味は、「Vしたかもしれない」です。過去のことへの推量を表し、話し手の気持ちとして「Vしたかもしれない」という意味になります。否定の場合は「might not have(過去分詞)」となり、「Vしていなかったかもしれない」と訳しますよ。

I might have misunderstood you.
私はあなたを誤解していたかもしれない。

She might have lost her way.
彼女は道に迷ったかもしれない。

He might not have received the gift.
彼はその贈り物を受け取っていなかったかもしれない。

意味その2 「Vしてくれてもよかったのに」

二つめは、「Vしてくれてもよかったのに」という意味です。過去に行われなかったことに対して、「Vしてくれてもよかったのに」という非難の意味を表します。また、「could have(過去分詞)」でも同じ意味で使うことができますよ。

You might have told me your idea.
あなたの考えを私に話してくれてもよかったのに。

You might have waited for us.
あなたは私たちを待ってくれてもよかったのに。

You could have help me with my homework.
あなたは私の宿題を手伝ってくれてもよかったのに。

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熟語「might have(過去分詞)」の言い換えや、似た表現は?

熟語「might have(過去分詞)」には、「could have(過去分詞)」や「should have(過去分詞)」といった似た表現があります。どの程度確かなことなのか、確信度において近い意味合いを持つ表現を見ていきましょう。

似た表現例:could have(過去分詞)を使った似た表現

まずは、「could have(過去分詞)」を使った似た表現です。推量の確信度合いについては、「might have(過去分詞)」に比べてやや弱く「ひょっとしたらVしたかもしれない」という程度の意味合いになります。

He could have been busy today.
彼は今日ひょっとしたら忙しかったかもしれない。

The product could have been used.
その製品はひょっとしたら使えたかもしれない。

She could have been sad.
彼女はひょっとしたら悲しかったかもしれない。

似た表現例:should have(過去分詞)を使った似た表現

次は、「should have(過去分詞)」を使った似た表現です。こちらは、推量の度合いとしては「might have(過去分詞)」よりは少し強く「Vしたはずだ」という意味になります。また、実際にはしなかったときには「Vすべきだったのに」と訳しますよ。

He should have returned.
彼は戻ったはずだ。

Tom should have studied French hard.
トムは熱心にフランス語を勉強したはずだ。

You should have apologized to me.
あなたは私に謝罪すべきだったのに。→実際は謝罪しなかった

\次のページで「熟語「might have(過去分詞)」を使いこなそう」を解説!/

熟語「might have(過去分詞)」を使いこなそう

この記事では熟語「might have(過去分詞)」の意味や使用例、似た表現のパターンを説明しました。意味においては、「Vしたかもしれない」のほうがよく使われますが、「Vしてくれてもよかったのに」も知っておくと表現の幅が広がりますね。

似た表現では、推量の度合いとしては「might have(過去分詞)」を中心に、少し強いのが「should have(過去分詞)」、少し弱いのが「could have(過去分詞)」と覚えておくと役に立ちますよ。

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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「might have (過去分詞)」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「might have(過去分詞)」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vしたかもしれない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「might have(過去分詞)」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「might have(過去分詞)」の意味は?

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熟語「might have(過去分詞)」には、「Vしたかもしれない」や「Vしてくれてもよかったのに」という意味があります。なお、might は may の過去形でありながら現在として訳すので、have + 過去分詞の完了形の部分が過去の意味を表していることに注意が必要です。

意味その1 「Vしたかもしれない」

一つめの意味は、「Vしたかもしれない」です。過去のことへの推量を表し、話し手の気持ちとして「Vしたかもしれない」という意味になります。否定の場合は「might not have(過去分詞)」となり、「Vしていなかったかもしれない」と訳しますよ。

I might have misunderstood you.
私はあなたを誤解していたかもしれない。

She might have lost her way.
彼女は道に迷ったかもしれない。

He might not have received the gift.
彼はその贈り物を受け取っていなかったかもしれない。

意味その2 「Vしてくれてもよかったのに」

二つめは、「Vしてくれてもよかったのに」という意味です。過去に行われなかったことに対して、「Vしてくれてもよかったのに」という非難の意味を表します。また、「could have(過去分詞)」でも同じ意味で使うことができますよ。

You might have told me your idea.
あなたの考えを私に話してくれてもよかったのに。

You might have waited for us.
あなたは私たちを待ってくれてもよかったのに。

You could have help me with my homework.
あなたは私の宿題を手伝ってくれてもよかったのに。

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