【英語】1分でわかる!「to say nothing of …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語
端的に言えばこの熟語の意味は「…はいうまでもなく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「to say nothing of …」の意味や例文を見ていきます。
ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
熟語「to say nothing of …」の意味は?
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「to say nothing of …」は、「…は言うまでもなく」「…はもちろんのこと」という意味の熟語です。いずれも、言及する必要もないほど分かり切っている様子を述べるのに使います。
意味その1 「…は言うまでもなく」
「to say nothing of …」は、「…は言うまでもなく」と訳すことができます。文中で挿入句として、または文末で用いられるのが特徴です。
She can speak German and French, to say nothing of English.
彼女は、英語は言うまでもなく、ドイツ語とフランス語も話せるよ。
The garden, to say nothing of the house, was not good.
家は言うまでもなく、庭も良くはなかった。
It wasn’t much for many years’ work, to say nothing of the money.
お金もそうなんだけど、何年間も作業した割に大したことなかったね。
意味その2 「…はもちろんのこと」
「to say nothing of …」は、「…はもちろんのこと」と訳すこともできます。
He can afford to buy a motorcycle, to say nothing of a bicycle.
自転車はむろん、彼はオートバイを買う余裕だってある。
I lost everything, to say nothing of my family.
私はすべてを失った、もちろん家族もだ。
It will be an extraordinary amount of work, to say nothing of the cost.
コストはもちろんのことだが、それは膨大な仕事量になるだろうね。
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