化学物質の状態・構成・変化理科

「イオン結合」について、他の結合との比較とともに未来の科学者ライターが徹底紹介!

イオン結晶の構造とは

イオン結晶にはいくつかの種類がありますが、大きく分けると、


塩化ナトリウム(NaCl)型
塩化セシウム(CsCl)型
硫化亜鉛(ZnS)型

の3つになります。

構造1:塩化ナトリウム型

塩化ナトリウム型では、陽イオンと陰イオンが縦、横、上下に規則正しく並んでいます。
この構造をもつ物質として挙げられるのは、酸化マグネシウム、硫化カルシウム、ヨウ化カリウムなどです。

構造2:塩化セシウム型

塩化セシウム型は、単位格子の中心に陽イオン(または陰イオン)、単位格子の各頂点に陰イオン(または陽イオン)が存在する構造をとっています。
この構造を持つ物質として挙げられるのは、塩化アンモニウム、ヨウ化セシウム、臭化セシウムなどです。

構造3:硫化亜鉛型

硫化亜鉛型は、単位格子の各頂点と各面の中心に陽イオン(または陰イオン)が存在し、陰イオン(または陽イオン)が作る正四面体の構造がその隙間に内包されているような構造をとっています。
この構造の例として挙げられるのは、塩化銅、ヨウ化銅、硫化カドミウムなどの物質です。

物質の性質は結合様式によって大きく変わる

それぞれの化学結合は、それぞれ特有の性質があり、結合によって物質の強さや常温での状態、電気伝導性などが異なっています。
物質の性質の違いもその大きなところは、物質の結合様式からきているのですが、イオン結合についても同じなのです。

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