英語の熟語

【英語】1分でわかる!「ahead of …」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では英語の熟語「ahead of …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…の前方に」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外在住経験も豊富なライターさくらを呼んだ。一緒に「ahead of …」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科を卒業。留学やワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三ヶ国語を操る。日常で使う表現を得意とする。

熟語「ahead of …」の意味は?

image by iStockphoto

「ahead of …」は「前に」「進んで」ということですが、大きく分けて三つの意味があります。ひとつは位置や方向を示す場合、もうひとつは時間を示す場合、最後は優位性を示す場合です。

位置、方向を示すというのは「前方にトラックが走っている」といった物と物の位置関係での「前」。時間を示す場合は「予定していた時刻よりも前に着いた」といった場合の「前」。優位性を示す場合とは「彼は技術的な面で私より進んでいる」というときなどの「前」です。

それぞれの意味について例文を参照しながらもう少し詳しくみていきましょう。

意味その1 「前方に」

物理的な位置関係において「前方に」という意味での使い方です。後にくる名詞が視点となり、目的格をとります。「私の前方に」なら、「私」から見て前方にあるということで目的格の人称代名詞「me」を用いて「ahead of me」ですね。

The man was walking ahead of me.
男は私の前を歩いていた。

There was a large truck ahead of our car.
大きなトラックが私達の車の前にいた。

You can see our school over the bridge ahead of us.
前にある橋の向こうに私達の学校がみえる。

意味その2 「(時間的に)前に」

「ahead of …」は物理的な意味だけでなく、時間的に「前に」という意味でもよく使われます。ここで言う「前」とは「何日前」「何時間前」という過去のことではなく「予定よりも早い時間」「ほかの人よりも先」ということです。

また、未来のことを言うとき「ahead of …」を使うこともありますよ。「There is a bright future ahead of you. 」では「あなたの前には明るい未来がある」となります。

I left the house ahead of the others.
私はほかの人達よりも先に家を出た。

He finished his task ahead of time.
彼は仕事を予定したよりも前に(早く)終えた。

We arrived at the station ten minutes ahead of our plan.
私達は計画したよりも10分早く(予定時刻の10分前に)駅に着いた。

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