この記事では英語の熟語「be about to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「○○する寸前である」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、現役の翻訳者であるライターミッシェルを呼んです。一緒に「be about to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ミッシェル

中・高生の受験指導を経て、現在はアメリカで翻訳者として活動中。熟語の実践的な使い方を紹介する。

熟語「be about to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「be about to ○○」は「○○する寸前である」「まさに○○しようとするところ」という意味です。また、過去形で「was(were) about to○○」とすると、「○○しようと思ったけどできなかった」という意味を表すこともあります。

意味その1 「まさに○○しようとするところ」

「ちょうど○○するところ」という意味で、これから何かを始める又はこれから何かが始まるという状況で使います。

The show is about to begin.
ショーがまさに始まろうとしているところです。

The train is about to leave.
電車がまさに発車しようとしています。

The class is about to start.
ちょうど授業が始まるところです。

意味その2 過去形で「○○しようと思ったけど(しなかった)」

「was(were) about to○○」と過去形で使うと「○○しようと思ったけど(しなかった)」という意味を表すこともあります。「友達が訪ねてきたとき、ちょうど出かけるところだった。(でも友達が来たので出かけなかった)」というニュアンスです。ただし、文脈によっては単に「○○しようとしていたところだった。(そして○○した)」という意味を表す場合もありますよ。

I was about to sleep when John called me.
ジョンが電話してきたとき、私はちょうど寝るところだった。

Sarah was about to leave when I reached there.
私がそこに着いたとき、サラは帰ろうとしていたところだった。

I was about to wake up when the alarm rang.
目覚ましが鳴った時、私はちょうど起きようとしていたところだった。

\次のページで「熟語「be about to ○○」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「be about to ○○」の言い換えや、似た表現は?

「まさに○○しようとするところ」という意味の熟語「be about to ○○」を言い換えるには「be almost ○○ing」や「be ○○ing very soon」を使いましょう。まったく同じ意味ではありませんが、似た意味を表すことができます。

また、過去形で「○○しようと思ったけど(しなかった)」という意味を表す場合も同じように「was(were)~ing」や「was(were) almost~ing」を使いましょう。

言い換え例:「be almost○○ing」や「be ○○ing very soon」を使った言い換え

「be ○○ing」は「○○している」という現在進行形です。そこに「very soon」(すぐに)や「almost」(ほとんど)を付け加えることで「今すぐに」「もうすぐ」というニュアンスを出しましょう。ただし、「about to」のように「今まさに」という緊迫感はかなり薄れた表現になってしまいます。

The show is beginning very soon.
ショーはもうすぐ始まります。

The train is almost leaving.
電車はもう発車しようとしています。

The class is starting very soon.
もうすぐ授業が始まります。

言い換え例:「was(were)~ing」や「was(were) almost~ing」を使った言い換え

「was(were) ○○ing」は「○○していた」という過去進行形です。「almost」を加えると「ほぼ○○しそうだった」という意味を表すことができます。

I was almost sleeping when John called me.
ジョンが電話してきたとき、私はほとんど寝そうになっていた。

Sarah was leaving when I reached there.
私がそこに着いたとき、サラは帰るところだった。

I was almost awake when the alarm rang.
目覚ましが鳴った時、私はほとんど起きかけていた。

\次のページで「熟語「be about to ○○」を使いこなそう」を解説!/

熟語「be about to ○○」を使いこなそう

熟語「be about to ○○」は「今まさに○○するところだ」という意味です。「○○する寸前」という緊迫感がある表現ですね。言い換えるとその緊迫感が失われてしまうので、「be about to ○○」はある意味言い換えのきかない熟語だと言えるでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「be about to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be about to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「be about to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「○○する寸前である」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、現役の翻訳者であるライターミッシェルを呼んです。一緒に「be about to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ミッシェル

中・高生の受験指導を経て、現在はアメリカで翻訳者として活動中。熟語の実践的な使い方を紹介する。

熟語「be about to ○○」の意味は?

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熟語「be about to ○○」は「○○する寸前である」「まさに○○しようとするところ」という意味です。また、過去形で「was(were) about to○○」とすると、「○○しようと思ったけどできなかった」という意味を表すこともあります。

意味その1 「まさに○○しようとするところ」

「ちょうど○○するところ」という意味で、これから何かを始める又はこれから何かが始まるという状況で使います。

The show is about to begin.
ショーがまさに始まろうとしているところです。

The train is about to leave.
電車がまさに発車しようとしています。

The class is about to start.
ちょうど授業が始まるところです。

意味その2 過去形で「○○しようと思ったけど(しなかった)」

「was(were) about to○○」と過去形で使うと「○○しようと思ったけど(しなかった)」という意味を表すこともあります。「友達が訪ねてきたとき、ちょうど出かけるところだった。(でも友達が来たので出かけなかった)」というニュアンスです。ただし、文脈によっては単に「○○しようとしていたところだった。(そして○○した)」という意味を表す場合もありますよ。

I was about to sleep when John called me.
ジョンが電話してきたとき、私はちょうど寝るところだった。

Sarah was about to leave when I reached there.
私がそこに着いたとき、サラは帰ろうとしていたところだった。

I was about to wake up when the alarm rang.
目覚ましが鳴った時、私はちょうど起きようとしていたところだった。

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