この記事では英語の熟語「get ... to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…に○○させる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。


国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「get ... to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「get ... to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「get ... to ○○」の意味は、「…に○○させる」「…に○○してもらう」です。使役の意味合いが強ければ前者のように訳しますし、そうでなければ後者のように訳します。ケース・バイ・ケースで考えてみてください。

意味その1 「…に○○させる」

「get ... to ○○」は、「…に○○させる」と訳すことができます。これは、国文法や英文法でいう「使役」と呼ばれるものです。

They got me to do most of the work.
あいつら、仕事の大半を私にやらせたのさ。

He got me to believe that he was a doctor.
彼は、自分が医師であると僕に信じさせたんだ。

She got him to do what she wanted him to do.
彼女は、彼を意のままに操った。

意味その2 「get ... to ○○」

「get ... to ○○」は、「…に○○してもらう」と訳すこともできます。こちらは、強制ではなくこちらがお願いしたり料金を払ったりして行ってもらう場合に用いる表現です。

I'll get them to come back.
彼らには戻ってきてもらうつもりだよ。

We got them to cooperate with us.
我々は、彼らに協力してもらったんだ。

I'll get him to blog about Japanese culture.
彼に日本の文化についてブログを書いてもらおう。

\次のページで「熟語「get ... to ○○」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「get ... to ○○」の言い換えや、似た表現は?

「get ... to ○○」の言い換えには、「have … ○○」「force … to ○○」が挙げられます。ただし、後者の場合はかならず「強制性」がともなうので注意が必要です。

言い換え例:「have … ○○」を使った言い換え

「have … ○○」を使うと、言い換えることができます。いわゆる「原形不定詞」と呼ばれる「toを用いない」不定詞が続くところがポイントです。表す意味は、「get ... to ○○」とほぼ同等だと考えていいでしょう。

I'll have him call you back later.
あとで彼に折り返し電話させますよ。

We had Mr. Green come and be a teacher.
我々は、グリーン氏を講師に招いた。

I had the man read my palm.
私は、その男に手相をみてもらった。

言い換え例:「force … to ○○」を使った言い換え

「force … to ○○」を使うと、言い換えることができます。こちらで用いられている「force」は、もともと「力」を表す言葉です。したがって、意味にはかならず「強制性」が含まれますので注意しておきましょう。

They forced me to drink alcohol.
やつら、俺にアルコールを強要したんだ。

I'll force him to make a decision.
彼には決断を迫るつもりだよ。

It's not good to force someone to make contribution.
寄付を押しつけるのは良くないな。

\次のページで「熟語「get … to ○○」を使いこなそう」を解説!/

熟語「get … to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「get … to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。今回紹介した表現の他にもいくつか類似のものがありますので、各自で調べてみるとよいでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「get … to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「get … to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「get … to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…に○○させる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。


国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「get … to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「get … to ○○」の意味は?

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熟語「get … to ○○」の意味は、「…に○○させる」「…に○○してもらう」です。使役の意味合いが強ければ前者のように訳しますし、そうでなければ後者のように訳します。ケース・バイ・ケースで考えてみてください。

意味その1 「…に○○させる」

「get … to ○○」は、「…に○○させる」と訳すことができます。これは、国文法や英文法でいう「使役」と呼ばれるものです。

They got me to do most of the work.
あいつら、仕事の大半を私にやらせたのさ。

He got me to believe that he was a doctor.
彼は、自分が医師であると僕に信じさせたんだ。

She got him to do what she wanted him to do.
彼女は、彼を意のままに操った。

意味その2 「get … to ○○」

「get … to ○○」は、「…に○○してもらう」と訳すこともできます。こちらは、強制ではなくこちらがお願いしたり料金を払ったりして行ってもらう場合に用いる表現です。

I’ll get them to come back.
彼らには戻ってきてもらうつもりだよ。

We got them to cooperate with us.
我々は、彼らに協力してもらったんだ。

I’ll get him to blog about Japanese culture.
彼に日本の文化についてブログを書いてもらおう。

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