この記事では英語の熟語「say to oneself」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「心の中でつぶやく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「say to oneself」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「say to oneself」の意味は?

image by iStockphoto

「say to oneself」の意味は、「心の中でつぶやく」「独りごとを言う」です。「oneself」の部分には、「myself」や「himself」といった再帰代名詞と呼ばれる言葉が入ります。これらは、「○○自身」という意味を持った言葉たちです。

意味その1 「心の中でつぶやく」

「say to oneself」は、「心の中でつぶやく」という意味の熟語です。元々の意味が「自分自身に対して言う」なわけですから、当然セリフの相手はいません。あるいは、相手がいたとしても実際に口に出していない場合に使います。

He said to himself, "That's a good idea."
「それはいい考えだ」と彼は心の中でつぶやいた。

I said to myself, "What should I do?"
「自分は何をなすべきか」と私は自問した。

She said to herself, "There must be a good way."
「良い方法があるはずよ」と彼女は心の中で思った。

意味その2 「独りごとを言う」

「say to oneself」は、「独りごとを言う」と訳すこともできます。こちらも、セリフの相手は自分自身に向けられていて、特定の相手は存在しません。ただし、実際に口に出している点が違うので注意が必要です。

She said to herself in the mirror.
彼女は鏡の中の自分に向って独りごとを言った。

Say to yourself, "Do my best."
「ベストを尽くせ」と自分に言い聞かせなさい。

I said to myself, "I can do it!"
私は、「俺ならできる!」と独りごとを言った。

\次のページで「熟語「say to oneself」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「say to oneself」の言い換えや、似た表現は?

「say to oneself」と似た表現に「think to oneself」や「mutter to oneself」があります。いずれにしても、特定の相手に対しての言葉ではなく自分自身に対して向けられている点がポイントです。

言い換え例:「think to oneself」を使った言い換え

「think to oneself」を使うと、言い換えることができます。この場合、「心の中で思う」「ひそかに考える」などと訳すのがよいでしょう。

I think to myself, "It's a small world!"
「世界って狭いな」と私はひそかに思った。

I though to myself, "This is not what I should be doing now."
「こんなことしている場合じゃない」って思ったんだ。

He thought to himself, "Does that ring a bell?"
「それで問題は起こらないだろう?」と彼は内心思った。

言い換え例:「mutter to oneself」を使った言い換え

「mutter to oneself」を使うと、言い換えることができます。「mutter」は「つぶやく」という意味の動詞です。この熟語では、不平や不満をぶつぶつとつぶやいている様子を想像すると分かりやすいかもしれません。

He seems to be muttering himself.
彼は、どうやら独りごとをつぶやいているようだ。

"I'll never be here again," I mutterd to myself.
「こんなとこ、二度と来るかよ」と私は独りごとをつぶやいた。

She was practicing her speech, muttering to herself.
彼女は独りでぶつぶつつぶやきながらスピーチの練習をしていた。

\次のページで「熟語「say to oneself」を使いこなそう」を解説!/

熟語「say to oneself」を使いこなそう

この記事では熟語「say to oneself」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。「say」は、本来メッセージを相手に伝える表現です。しかし、今回のようにメッセージが自分自身に向けられている場合もあります。言い換えパターンも合わせて押さえておくとよいでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「say to oneself」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「say to oneself」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「心の中でつぶやく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「say to oneself」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「say to oneself」の意味は?

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「say to oneself」の意味は、「心の中でつぶやく」「独りごとを言う」です。「oneself」の部分には、「myself」や「himself」といった再帰代名詞と呼ばれる言葉が入ります。これらは、「○○自身」という意味を持った言葉たちです。

意味その1 「心の中でつぶやく」

「say to oneself」は、「心の中でつぶやく」という意味の熟語です。元々の意味が「自分自身に対して言う」なわけですから、当然セリフの相手はいません。あるいは、相手がいたとしても実際に口に出していない場合に使います。

He said to himself, “That’s a good idea.”
「それはいい考えだ」と彼は心の中でつぶやいた。

I said to myself, “What should I do?”
「自分は何をなすべきか」と私は自問した。

She said to herself, “There must be a good way.”
「良い方法があるはずよ」と彼女は心の中で思った。

意味その2 「独りごとを言う」

「say to oneself」は、「独りごとを言う」と訳すこともできます。こちらも、セリフの相手は自分自身に向けられていて、特定の相手は存在しません。ただし、実際に口に出している点が違うので注意が必要です。

She said to herself in the mirror.
彼女は鏡の中の自分に向って独りごとを言った。

Say to yourself, “Do my best.”
「ベストを尽くせ」と自分に言い聞かせなさい。

I said to myself, “I can do it!”
私は、「俺ならできる!」と独りごとを言った。

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