この記事では英語の熟語「be acquainted with …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…と知り合いである」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「be acquainted with …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「be acquainted with …」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「be acquainted with …」は、「…と知り合いである」「…に精通している」という意味です。いずれも「知る」ということでは共通していますが、意味自体は違っています。その違いを詳しく見ていきましょう。

意味その1 「…と知り合いである」

一つめは、「…と知り合いである」という意味です。動詞「acquaint」は「知らせる」という意味から、形容詞「acquainted」の「…と知り合いである」という意味につながっています。

主語に「be acquainted with …」と続きますから、「主語=知り合った状態」というSVCの文構造です。「be」の代わりに「become」を使うと「知り合いになる」という意味になりますが、文構造は同じくSVCとなります。

I am acquainted with Tom' brother.
私はトムの兄と知り合いである。

I have been acquainted with her since five years ago.
私は5年前からずっと彼女と知り合いだ。

How did you become acquainted with that entertainer.
あなたはどうやってその芸能人と知り合いになったのですか。

意味その2 「…に精通している」

二つめの意味は、「…に精通している」です。もとの動詞は「知らせる」という意味でしたが、知らせるだけの知識や情報を持っているということから「精通している」「知識がある」「心得がある」という意味につながります。

「be」の代わりに「become」や「get」を使うことで、「精通するようになる」「知識が持つようになる」という意味になりますよ。

He is acquainted with many tongues.
彼は多くの言語に精通している。

I am not acquainted with the neighbourhood.
私はその土地に精通していない。

We should get acquainted with the history of our own country.
私たちは私たち自身の国の歴史をよく知るべきだ。

\次のページで「熟語「be acquainted with …」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「be acquainted with …」の言い換えや、似た表現は?

熟語「be acquainted with …」には、「know」や「meet」の言い換えや似た表現があります。「know」は状態を表す動詞で、「meet」は一般的な動詞なので、その違いも含めて詳しく見ていきましょう。

言い換え例:know を使った言い換え

まずは、「know」を使った言い換えです。「know」はもともと「知っている」という状態動詞なので、形容詞と言い換えられます。「知っている状態である」というイメージで、「…と知り合いである」「交際している」という意味で使われますよ。

Do you know him?
あなたは彼と知り合いですか。

I know the author who wrote this book.
私はこの本を書いた著者と知り合いだ。

She only knows him slightly.
彼女はまだ彼と交際が浅い。

似た表現例:meet を使った似た表現

次に、「meet」を使った似た表現です。「meet」は「会う」という意味から、「知り合いになる」という意味につながります。ただし、状態動詞ではなく動作動詞なので、「知り合いである」ではなく「知り合いになる」という意味です。

I'm glad to meet you.
私はあなたと知り合えてうれしい。

Where did you meet that man?
あなたはあの男性とどこで知り合ったのですか。

I have already met her father.
私はすでに彼女の父にお目にかかったことがある。

\次のページで「熟語「be acquainted with …」を使いこなそう」を解説!/

熟語「be acquainted with …」を使いこなそう

この記事では熟語「be acquainted with …」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。意味においては、「…と知り合いである」とくに親しいというわけでもない知り合いに使われることも多いですよ。

言い換えや似た表現では、「meet」は動作動詞なので少し意味は違っており、紹介されて知り合いになる場合にも使われます。また、いずれも一般的に広く使われる表現です。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「be acquainted with …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be acquainted with …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「be acquainted with …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…と知り合いである」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「be acquainted with …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「be acquainted with …」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「be acquainted with …」は、「…と知り合いである」「…に精通している」という意味です。いずれも「知る」ということでは共通していますが、意味自体は違っています。その違いを詳しく見ていきましょう。

意味その1 「…と知り合いである」

一つめは、「…と知り合いである」という意味です。動詞「acquaint」は「知らせる」という意味から、形容詞「acquainted」の「…と知り合いである」という意味につながっています。

主語に「be acquainted with …」と続きますから、「主語=知り合った状態」というSVCの文構造です。「be」の代わりに「become」を使うと「知り合いになる」という意味になりますが、文構造は同じくSVCとなります。

I am acquainted with Tom’ brother.
私はトムの兄と知り合いである。

I have been acquainted with her since five years ago.
私は5年前からずっと彼女と知り合いだ。

How did you become acquainted with that entertainer.
あなたはどうやってその芸能人と知り合いになったのですか。

意味その2 「…に精通している」

二つめの意味は、「…に精通している」です。もとの動詞は「知らせる」という意味でしたが、知らせるだけの知識や情報を持っているということから「精通している」「知識がある」「心得がある」という意味につながります。

「be」の代わりに「become」や「get」を使うことで、「精通するようになる」「知識が持つようになる」という意味になりますよ。

He is acquainted with many tongues.
彼は多くの言語に精通している。

I am not acquainted with the neighbourhood.
私はその土地に精通していない。

We should get acquainted with the history of our own country.
私たちは私たち自身の国の歴史をよく知るべきだ。

\次のページで「熟語「be acquainted with …」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: